神谷ソウヘイのブログページです

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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)

最近の動向

龍馬プロジェクト 中国四国ブロック研修 その3

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研修二日目は、厳島神社の正式参拝から。

何度も来ていますが、拝殿には初めて入りました。

神職の方には、三大弁財天の一つでもある大願寺までご案内頂きました。

勝海舟と木戸孝允の会談の場所でもあります。
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弥山にも登り、宮島の歴史の話を聞きました。
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午後からは広島一の企業、マツダ本社を訪問。

環境やエネルギーの問題を考えた車作りについてレクチャーを受けました。

私の関心のあった水素自動車は、スタンドインフラの問題や一台一億円以上のコストの課題があるとわかり、道のりの厳しさがわかりました。
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続いてマツダミュージアムで1920年創業のマツダの歴史を学び、

工事見学や最新のエコカーの説明をうけました。
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龍馬プロジェクトの視察では、あまり企業訪問をすることをして来ませんでしたが、

この二日間の研修で、
地域企業の努力や地域における重要性が良くわかりました。

こうした企業が日本経済を支えているわけですから、政治に関わる我々は住民だけでなく、企業の努力や思いももっと学ぶべきだと改めて感じました。

昨日のオタフクソースの皆さん、マツダの皆さん、あたたかい視察受け入れ本当にありがとうございました。
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龍馬プロジェクト 中国四国ブロック研修会 その2

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研修一日目の後半は宮島にて。
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最初に1200年の歴史をもつ大聖院を訪問させて頂き、法話を聞かせて頂きました。
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ダライ・ラマ法王も来られる由緒あるお寺です。
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島とお寺の歴史から、廃仏毀釈の話、解脱のお話まで、興味深いお話を。
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厳島神社を見ながら、広島経済大学のセミナーハウスへ。
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広島経済大学の学生さんのカンボジアとの国際交流のお話をして頂いたのち、

おひさまパン工房の野村直氏から、

循環型地域づくりのお話をお聞きしました。
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最後はNPOで運営されている、ひろしまジン大学学長の平尾順平氏から、

地域人材を活用した学びの場の提供とコミュニティーづくりのお話をき来ました!
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研修の後は、講師や学生の皆さんと意見交換の懇親会。

様々な挑戦実例を聞けて、大変参考になりました。
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最後は龍馬プロジェクトメンバーだけで懇親会。

連日、研修と懇親会が続きますf^_^;



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龍馬プロジェクト 中国四国ブロック研修会

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関西、関東、東北北海道、北信越、九州沖縄ときて、今回は中国四国ブロックの研修会。

私、皆勤賞ですf^_^;
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今日はオタフクソースさんのご好意で、お好み博物館ウッドエッグをお借りして前半研修を。
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お昼に着いたのでまずは、お好み焼き講習を受けてみんなで昼食を。

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昼からは博物館を見学した後に、佐々木社長が、オタフクソース株式会社の歴史やマネージメントについてご講義頂きました。
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カンブリア宮殿でも取り上げられた佐々木社長の経営指針の見直しの話は、組織運営に大変参考になるもので、私も会社や龍馬プロジェクトの運営に早速反映したいと思いました。
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つづいては、まほろば教育事業団の松田氏のお話。

戦後の日本教育の課題をわかりやすく説明頂いた後、

古典の素読の意味と効果についてもお話してもらいました。
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松田さんとは同世代ですが、同世代の方でこれほど上手に教育の課題を説明下さった方は初めてです。

今後是非私もご指導を受けたいと思いました。


まだまだ今日の研修は続きます!

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日本政治 ウラのウラ

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元総理の証言録です。

CGSで自民党政治を勉強させてもらったので、その流れがわかっていると人間関係がよくわかり、いろいろ話が繋がります。

過去に議員の皆さんから直接聞いていた話も書かれていて、かなり面白い。

また、大臣の心構えや国会議員の心得も書かれていました。

外交のことはロシアのことが少し書かれているだけで、残念でしたが、相手があり国際問題になるので仕方ないですね。


これまで海外視察にいくたびによく森元総理のお話が出ていたのですが、

この本を読んでその理由もわかりました。

またご一読を^_^


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「サイバー防衛隊」3月下旬に発足

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ちょうど先週サイバーセキュリティーの勉強会をしたところでした。

外国は確実に組織的にやっています。

もし、戦争になるような事態になればまず、サイバー攻撃から始まるだろうというお話もありました。

立ち上げはよいことですが、
マンパワーは十分に割けるのか?
人材は揃っているのか?

が気になります。

「サイバー防衛隊」3月下旬に発足 防衛省、米と連携
2014.2.11 23:14 産経
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 防衛省は、同省や自衛隊施設などを標的にしたサイバー攻撃への対処能力を高めるため、「サイバー防衛隊」を3月下旬に発足し、米国と連携しながらサイバー対策を本格化させる。ただ、サイバー攻撃は発信元が特定しにくいことや「武力攻撃事態」に該当するかどうかの課題があり、当面は手探りでの活動になる。

 新設のサイバー防衛隊は約90人態勢。防衛省や自衛隊の通信ネットワークを24時間態勢で監視し、サイバー攻撃の情報収集や情報共有、訓練、調査を一元的に行い、サイバー対策の司令塔機能を強化する。

 防衛省は、平成26年度にサイバー攻撃の兆候を早期に察知する情報収集装置を新規に導入する。防衛省や自衛隊間の指揮命令の伝達に必要な「防衛情報通信基盤」(DII:Defense Information Infrastructure)にも最新技術を導入してセキュリティー向上も図る。

 2月3、4両日には都内で、米国防総省と合同によるサイバー防衛政策作業部会の初会合を開催した。日米両国は年末までに再改定する「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」で、サイバー対策を主要な課題に挙げる。

サイバー攻撃については、ロシアや中国などが組織的に行っている可能性が指摘されている。自民党内には「集団的自衛権よりも喫緊の課題ではないか。電力や社会インフラに悪影響が及ぶ可能性がある」(党中堅)との声がある。

 ただ、「クモの巣」のようなネットワーキングであるインターネット上では発信元が特定しづらい。

 また、小野寺五典防衛相は「『これが武力の攻撃にあたる』という国際的なルールが定まっていない」と指摘する。

 防衛省は「武力攻撃事態」について、ウイルス侵入に伴う情報流出は該当しないとみている。だが、通信ネットワークの停止や、停電を引き起こすようなインフラ攻撃の場合は「国連でも専門家が議論中で、結論を待っている状態」(情報通信・研究課)だ。

 サイバー対策は、民間セキュリティー会社や米国が先進的とされ、防衛省は民間企業との連携も強化する。(小田博士)


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歴史問題は解決しない

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体調がすぐれないので、午前中は家で何冊か本を読みました。

一番頭に残ったのは、
倉山満氏の「歴史問題は解決しない」です。

最近でた本です。
歴史に関わるかなりマニアックな内容ですが、世界史を教えていた私にはバチっときました。

倉山氏の本では「誰が殺した日本国憲法」が一番好きでしたが、
この本と合わせて読めば、かなり理解が深まります。

これらの本と合わせて、
民主主義とは何か?
資本主義と通貨のしくみは?

といった内容を学べば、
今の社会が形成されるだいたいの構図がわかるのではないか、と感じました。

日本人は世界で何が起きているのか、どのような歴史をたどって現在のような国際政治の「レジーム」になっているのかに対して、無知すぎるのだ、

という倉山氏の指摘は、政治をやるものとして本当に耳が痛い。

明治の政治家などの本読めば、
彼らが世界と向き合いながら、日本国内を苦労してまとめていたことが良くわかるだけに、、、自分たちは、、

本当に国や地域の平穏と豊かさを守り、日本人を強く幸せにしていくには大局的なものの見方をしなければならないのですが、

そんな考えをもつ教育は受けられないのが今の日本。


根本をみつめなおさねば、
何回選挙をやっても、
誰が政治のリーダーになっても、
この国は変わらないのだなあ、と改めて感じます。

諦めないように、
諦めないように、
目の前の様々な政治課題、その根底にある大きなレジーム、両方をみながらやらねばなりませんね。


そんな思いを持てる一冊でした。

皆さんもまたお読み下さい。

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起業を支援「TERACOYA」 広がるネットワーク

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今日は品川で、起業を支援する「TERACOYA」というイベントがあり、パネラーとして参加してきました。
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会場には起業を支援する企業のブースや起業で成功した新しい会社のブースがあり、大変にぎわっていました。

私の応援する吹田の企業、チャットワークさんもブースをだしておられました!
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パネルディスカッションでは、パネラーの起業家の皆さんのお話が非常に勉強になりました。

介護や医療、海外進出、どれも今の日本に必要な仕事をされる皆さんでした。


私は龍馬プロジェクトやCGSの立ち上げの話をして、

普段は学生の起業や挑戦を応援しているという話をしました。

政治家になることも起業みたいなものですから、一風変わった切り口でお話できたかと思います。


会場には300人くらい参加者がおられましたが、知り合いが何人も来ておられました。

類は友を呼ぶのか、また日本中まわって私の知り合いが増えたのか、

わかりませんが、

こうして東京でも知り合いが増えてくると心強いです。


司会の早川氏も龍馬プロジェクトのメンバーでしたし、

パネラーの方も龍馬プロジェクトのことは知って下さっていて、

またご縁が広がり会食をすることになりました。


龍馬プロジェクトメンバー一人一人が様々な分野で活躍してくれているので、最近どこへ行っても会の存在を知って頂いています。

ただ、私が会長ということはご存知ないんですがf^_^;

東京だけでなく、もう少し地方も周りネットワークを広げていきたいと思います。

大阪で一休みし、今週は広島から福岡へ!

今しかできない、一人キャラバンと思って頑張ります。

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龍馬プロジェクト 新年交流会 in 東京

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昨日は桜田門の変か、赤穂浪士の討ち入りかというくらい東京には珍しい雪でした。
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毎回龍馬プロジェクトが会を企画すると何か起きるんですf^_^;

昨日は3分の1の方々が会場にたどりつけない状況でしたが、なんとか新年会交流会を開催できました!
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村松関東ブロック長の元気な挨拶で開会し、

まずは神谷から龍馬プロジェクトの説明や今後の活動計画をお話させて頂きました。
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続いてエンジャパンの越智会長から、日本の立ち位置や課題、若い経営者や政治家に求めらるもの、をテーマに、ゲストスピーチを!
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懇談を挟んでから、参加者や龍馬プロジェクトメンバーからのPRスピーチ!

それぞれの強みや想いが聞けて、私も大変勉強になりました!
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雪の中集まって頂いた100名の皆さん!本当にありがとうございました。

中には電車が止まり帰れなかった方もいたとききました。

私自身もよいご縁をいくつも頂けましたし、メンバーの人柄や我々の目指すものもたくさんの方々にわかって頂けたと思います。

ネットでの配信も大事ですが、やはり人間は生のコミュニケーションが大切だと感じた交流会でした。
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運営メンバーにはいつも負担をかけますが、もう五年も一緒にやっているとすっかり家族のような感覚です。

こうした活動が各々の活動に広がり、皆が成長できるチームでありたいと思います。

しばらく体調がすぐれない中の会でしたので、成功に終わり、肩の荷が降りた一日でしたf^_^;

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韓国や中国の思惑は?

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昨日は国会議員の方々と慰安婦問題の勉強会をしました。
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外務省のつくった資料ももらいましたが、アメリカでもかなりの広がりを見せています。

時間をかけて戦略的にやっていますよね。

かつては、韓国の一部の勢力が日本の活動家と組んで、賠償金目的にやっているように見えていましたが、

最近の動きをみるともっともっと、大きな狙いがありそうですね。

これはただ、河野談話の撤回ですむ話ではなさそうです。

中国や韓国は、国際社会の中で日本のイメージをどう悪くし、

その先に何を狙っているのか、

を考えながら動かねば!


向こうの仕掛けに対して反論しているだけでは、間に合わないところまできているように感じます。


韓国人は二重国籍もてますからね、
アメリカで投票ができる。

アメリカの地方議員も票が欲しい。

日本を悪ものにして、票をもらっても彼らは何も痛みはありません。

歴史の事実より、目の前の利益。

歴史ってそうして作られてきたのかもしれませんね。

日本海は、東海にされようとしています。


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韓国系、記者会見場も占拠 「歴史を尊重」勝利祝う 「東海」可決
2014.02.07

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6日、米バージニア州リッチモンドの州議会下院で、「東海」併記法案に賛成した議員が開いた記者会見(共同)

 記者会見場を占拠したのは、韓国系米国人の一団だった。「われわれは韓国の歴史を尊重している」「あなた方の勝利だ」。法案可決を報告する州議員と、沸き返る人たち。ここが米国であることを忘れるような光景だ。

 米バージニア州の教科書に「日本海」と「東海」を併記する法案が州議会下院で可決された6日。州都リッチモンドの議会には約400人の韓国系米国人が大型バスで続々到着した。

 別室のモニターで審議を見ていたチョ・ハヨンさん(65)は、「韓国系米国人の力を集めれば、これだけの力になることを米国の人たちに見せることができた。本当に良かった」と、拍手を送った。

 法案を提出したヒューゴ議員が「今日は記念すべき日だ」と呼び掛け、賛成票を投じた数人の議員が時に韓国語を交え、お祝いの言葉を並べた。(共同)


2月8日 土曜日 産経新聞
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安倍政権のロシア重視外交

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最近、国際情勢に注目しています。

安倍総理を親米ポチだという声も耳にしますが、

それでは今回のロシア訪問の説明が難しい。

個人的には、プーチン大統領に力があるうちに、関係の改善をし、

中国を牽制すべきだと思います。



安倍政権のロシア重視外交、どんな意味がある?

2014.2.7 09:00

 安倍首相はロシアのソチで開催される冬期オリンピックの開会式に参加するとともに、プーチン大統領との首脳会談に臨みます。安倍政権は対ロシア外交を重視しているのですが、それにはどのような意味があるのでしょうか?
北方領土問題をめぐる 日露「引き分け」とは?
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[図]北方領土周辺の地図

 安倍首相は昨年4月、ロシアを訪問しプーチン大統領と首脳会談を行っています。両首脳は、北方領土問題について「双方に受け入れ可能な解決策を目指して交渉を加速化させる」ことで一致し、帰属問題に関する具体的交渉をスタートさせることについて合意に達しました。日本とロシアは、太平洋戦争終結前後、旧ソ連が北方領土を一方的に占領したことから平和友好条約を結ぶことができずにいます。

つまり日本とロシアは、国際法上、正式に戦争が終了していない状態にあるわけです。北方領土に関するロシア側のスタンスは強硬でしたが、このところロシア側に変化が見られるようになってきました。安倍政権はこれを最大のチャンスと捉え、北方領土問題という戦後最大の課題の一つを解決しようとしているわけです。

 ロシアが北方領土問題について態度を軟化させている理由は、米国のシェールガス開発と中国の台頭です。ロシアは豊富な天然ガス資源を持っています。当初ロシアは、安定的なエネルギー源の確保を求める日本に対し、天然ガスの輸出を持ちかけることで日米同盟にくさびを入れる戦略でした。しかし、米国で安価なシェールガスの開発が進んだことで、相対的にロシアの天然ガスの魅力が低下してきています。ロシアはむしろ日本対して天然ガスを売り込まなければならない立場になりつつあり、ロシアは以前よりも外交的なハードルを下げてきています。

 中国の軍事的な台頭もこれに拍車をかけています。ロシアと中国は比較的利害が一致していますが、ロシアにとっては必要以上に中国が台頭することは望ましいことではありません。日本と平和条約を結ぶことは、中国との交渉において有力なカードとなります。この点でもロシアが日本に接近するメリットがあるわけです。

 ロシアは、これまで日本側が原則としていた4島一括変換に応じる可能性は低いといわれていますが、2島の返還であれば十分に可能性があると考えられています。もし安倍政権が北方領土問題を解決できれば、それは歴史的な成果であり、長期政権への道筋も見えてくることになるでしょう。安倍政権が狙っているのはまさにその点です。

 ただロシアは人権弾圧など国際的に多くの問題を抱えた国の一つでもあります。日米同盟が微妙な状況となっている今、ロシア側への過度な接近は米国の警戒感を高める可能性もあります。日本は明治以降、米国(英国)、中国、ロシアとの利害関係で常に揺れ動いてきました。ロシアとの微妙な交渉は日本の地政学的な宿命ですが、安倍政権は歴史的成果を前に、今まで以上に難しい舵取りを迫られそうです。
(大和田 崇/The Capital Tribune Japan編集長)




自然と近づく日本とロシア

2014年2月6日 ワシリー・ゴロブニン, タス通信東京支局

日本とロシアは新たな二国間外交のシーズンを精力的にスタートさせた。両国はほぼ同じタイミングで、首脳の2014年の重要な会合についての方向性を打ち出した。

 さまざまな障害にもかかわらず、安倍晋三首相はソチ冬季五輪の開会式出席を固め、ウラジーミル・プーチン大統領との会談を望んでいる。プーチン大統領も今年の訪日を決めた。


トップ:安倍訪露

 ロシアとの距離を縮めることが、安倍首相の外交課題の一つであることは明らかだ。昨年、4度の日露首脳会談が実現した。安倍首相は日本の首相として10年ぶりのロシア公式訪問を果たした。

 最も象徴的なのは、安倍首相のソチ冬季五輪の開会式出席だ。開会式2月7日は日本では国会開会中というだけでなく、「北方領土の日」である。東京では毎年「北方領土返還要求全国大会」が開催される。

 一時、開会式欠席と2月20日以降の五輪訪問の情報が流れた。だがその後、首相自身が日程を修正し、ロシアとの信頼関係を重視していることを示した。

 安倍首相の父の安倍晋太郎元外相がロシアとの関係発展に寄与したものの、このような行動はロシアへの抽象的な共感からきているのではない。極東の困難な状況において、実利的かつ自然な選択を首相は考えている。

 日本は現在、中国、韓国、北朝鮮とほぼすべての隣国と敵対関係にある。これらの国は特に日本が20世紀前半のアジア侵略に対して、十分な反省をしていないと非難している。

 また、日本は韓国、中国との間でも領土問題を抱えている。この問題は極めて感情的な性質を有しており、中国では、反日デモが行われた。

 ロシアとの良好な関係は日本にとって非常に重要である。安倍首相は、地域外交で何らかの成功を収められるのがロシアだけであることを理解している。

 さらに経済的要因もある。日本の経済界は、自国の製品の需要成長を見込めるロシア市場に、強い関心を持っている。

 ロシアではすでに、日本のほぼすべての大手自動車メーカーの組み立て工場が稼働しているし、13年の両国の貿易額は正式発表はまだだが、過去最大になるのは明らかだ。

 特にロシアのエネルギー資源への関心は高い。福島第1原発事故後に日本国内のすべての原発を停止したため、火力発電所を稼働させるために、大量の炭化水素燃料を必要としている。

 豊富な石油と天然ガスの埋蔵量を誇るロシアは日本に近く、サハリンやナホトカからタンカーで輸送する際に、海賊に襲われる恐れもない。そのため、日本の経済界は、ロシア東部の大規模なエネルギープロジェクトに関心を抱いている。

 多くの要因が日本とロシアの接近を後押ししており、残るは領土問題だけである。領土問題に関する協議は進行中で、両国は解決策を模索することについて話をしている。

東京選定は順当

 森喜朗元首相はあく
1 98 99 100 101 102 393