統一地方選挙が終わりました。
私が会長を務める龍馬プロジェクトからもたくさんの仲間が立候補し、多くのメンバーが当選し、数名が落選しました。
日本では、選挙に出るハードルが高く、みんな人生をかけてやっています。
自分は立候補しない中、選挙の当落を見ながら、いろんなことを考えていました。
今回は良いタイミングなので、私の活動や決意をまとめてお伝えしたいと思います。
~身近な選挙の報告~
私が住む吹田市議会には、12年前に私がつくった会派「吹田新選会」があり、私が抜けた後も仲間が引き継いで運営してくれています。
8年前に、私のインターンを経て、25歳で立候補してくれていた足立議員も今回の選挙で引退し、28歳の女性の新人(有澤さん)を立てて選挙をやってくれました。
また、同期の石川勝さん、JCの仲間の後藤恭平さんの二人を合わせて、今回は「吹田新選会」から3人の立候補でしたが、皆さん全員当選してくれました。
これで、4期連続で「吹田新選会」は交渉会派として、吹田市議会で活動できることになります。
もともと、私が一人で地域政党としてつくった会ですから、
国政政党のサポートなどない状況で、交渉会派にまで持っていき、こうやって4期も存続してくれていることに嬉しさと、
私なりの責任を感じています。
~12年間の活動を振り返って~
私の活動を振り返ると
「変えよう!若者の意識」をキャッチコピーに
「吹田から日本の教育をかえる」という思いで、
12年前の選挙に出ました。
当選してすぐに、同期の石川議員に
その思いを語ったことを今でも鮮明に覚えています。
そのために独自会派を作り、
一時は橋下知事とも「大阪教育維新の会」を作り、
全国区で「龍馬プロジェクト」を作りました。
しかし、いろいろな経験をして、何度も選挙をやって、
政治のプロセスから「日本の教育」を変えていくのは
とても難しいことがわかりました。
言い換えれば、
「教育によって子供の意識を変える」
前に、
「教育の仕組みをつくる大人の意識を変える」
ことを先にやらないと、
政治が動かないとわかったのです。
それで私は、6年前に「CGS」というインターネット番組をスタートしました。
ここでは
「なぜ日本が今のようになっているか」
の根本原因を考えてもらい、
「政治家が悪い、官僚が悪い」
ではなくて、
「自分たちがこれから何をして、日本をどうしていきたいか」
を考えてもらえるように、
発信してきました。
そして、国内外の研修を主催し
「政治」「経済」「歴史」「食」などをテーマに現地の体験から、気付きに繋がるような機会を作ることもやってきました。
さらに、昨年からは「イシキカイカク大学」という学び場も作り、「CGS」などで課題に気付き、何らかのアクションを起こしたい、という皆さんの集まる場所を作ってきました。
~これから何をやっていく?~
そこまで、やりながら今回の選挙を迎える時期になり、私なりに考えました。
「吹田で選挙を応援してくれた方々や吹田新選会の仲間の思いに応えられているか」
「龍馬プロジェクトで選挙に挑む仲間たちと足並みを揃えなくていいか」
全く迷いがなかったかと言えば嘘になります。
議員に戻って吹田で活動する方が、体も楽ですし、
家族と一緒にいる時間も増える。
経済的にも安定すると思います。
しかしそれで
「日本の教育をかえる」という目標が達成できるか
と考えると、それは難しいと思いました。
だから私は、違う方向に舵を切りました。
そして、スタートしたのが、
学校を作るプロジェクト「くにうみプロジェクト」であり、
これからやるのが、
政党を作るプロジェクト「政党DIY」です。
自分たちでモデルをつくり、賛同者を増やして、
政治の力も使って広げていこうという考えです。
~政党DIYとは?~
「政党」「政治」といった瞬間に、拒絶反応を起こす人もいますが、それは、今までのイメージが悪いからですね。
政党は、政治家が選挙のために作るものというイメージだと思うんです。
しかし、敢えて「政党」という言葉を使ったのは、
「我々の生活」や「日本の将来」、「子供たちの未来」を考えた先には、「政治」のことを避けて通れないことを、最初から皆さんにわかってもらうためです。
そして、その「政治」のイメージが悪いならば、
その仕組みや組織から自分たちで考えてつくってもらおう、
と考えているんです。
(アメリカには、そうしたことをやっている団体があり、
それを「シンクタンク」と呼んでいます。)
日本には、「政治」を教えたり、「政治」に向き合う、
コミュニティーがありません。
だから、親も学校の先生も政治のことをよく理解しておらず、
そのリテラシーのないまま、18歳で「選挙にいけ」と言われ、
子供たちも困っています。
ですから、我々はフラットに政治を考えるところから始めていきます。
・政党を作るには何が必要か。
・選挙には出るには、何が必要で、いくらお金がかかるのか。
・メディアはどうやって政治をコントロールしようとするか。
・政治家はどんな活動をしているのか。
・お金持ちと政治家の関係ってどんなものか。
・綱領や政策はどんなものがいいのか。
・どんな人を政治家に選ぶといいのか。
などなど、考えることや知ることはたくさんあります。
これを子供に教えるなら学校でやるといいでしょう。
そして大人に伝えるなら、一緒にゼロから政治団体をつくって、
議員を候補者から選んで、選挙をやっていけばいいです。
私が仲間と共に12年間してきた経験をダイジェストで皆さんに伝え、
日本の政治の課題を、世界の問題を一緒に考えていくことで、
「今だけ 金だけ 自分だけ」の状態から抜け出して、
動ける人のコミュニティーを作っていくのが、
「政党DIY」の活動目的です。
*「政党DIY」の詳細については、毎週金曜8時に配信される動画で情報を発信していきます。
https://www.youtube.com/channel/UCjrN-o1HlLk22qcauIKDtlQ/
~おわりに~
長い説明になりましたが、私が選挙に出ずにやろうとしてることはこういったことです。
ドン・キホーテのような活動になるかもしれませんが、
私はこうした活動をしていくことが、
これまでの活動を応援してくれた方々や仲間の期待に応えることになると考えたので、
次の10年くらいのスパンでここに命を使うことにしました。
もちろん、政治にはどっぷり関わるので、選挙にも出ることがあるかもしれません。
いつでも立候補できる資金や気合は、刀を砥ぐように、磨いておきます。
言い続けてきましたが、「選挙に出るのも、議員になるのも手段」です。
その先の大きな目標を見失っては意味がないので、そこを明確にして活動していきます。
今回の選挙に出ないで引退した仲間や、落選をした仲間にもこんな話をして、
共に頑張っていく決意を促しています。
こうしてブログを読んでいただいている皆さんにも
改めて、決意と活動の報告をさせていただきました。
今後の活動
①4月26日(金)
「政党DIY」配信スタート
②4月29日(月祝)イシキカイカク大学【4月課外講義 講師:渡瀬 裕哉氏】@東京
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3684/
③5月11日(土)女性のための社会学講座 with 細江さん@東京
https://dcounselor.com/shakaigaku-kouza
④5月11日(土)イシキカイカク大学【5月課外講義 講師:小坂達也氏】@東京
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3862/
⑤5月16日(木)女性のための社会学講座@和歌山
http://20190516wakayama.strikingly.com/
⑥5月19日(日)【IK歴史勉強会5月 講師:茂木 誠 氏】@大阪
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3793/
⑦5月19日(日)日本人に求められるイシキカイカク@名古屋
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3955/
⑧5月25日(土)大人の女性のための社会科教室@東京
https://www.facebook.com/events/1875011739271427/?ti=icl
⑨6月12日(水)女性のための社会学講座@福岡
http://201906kyushu.strikingly.com/
⑩6月13日(木)女性のための社会学講座@熊本
http://201906kyushu.strikingly.com/
⑪6月15日(土)イシキカイカク大学【6月課外講義 講師:赤塚高仁 氏】
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3901/
⑫6月16日(日)【IK歴史勉強会6月 講師:宇山 卓栄 氏】
https://xn--eckaubhp5c.com/seminar/3795/
⑬6月22日(土)龍馬プロジェクト10年記念講演会【講師:ケント・ギルバート 氏】
詳細準備中
⑭7月12日(金)【IK歴史勉強会8月 講師:吉重 丈夫 氏】
詳細準備中
⑮7月14.15.21.22日 女性のための社会学講座【8テーマ】@東京
詳細準備中
⑯8月8日(木)女性のための社会学講座@長野(佐久市)
詳細準備中
⑰8月10~11日 オープンスクール(高校)@泉佐野
詳細準備中
⑱8月17~18日 オープンスクール(幼児)@泉佐野
詳細準備中
*9月からは第4期のイシキカイカク大学がスタートします!