大人の修学旅行(宿泊研修)ならぬ、大人の遠足(日帰り研修)で日本の絵画について学んできました。
まず、午前中は聖徳記念絵画館で、明治天皇皇后両陛下の業績を描いた日本画と洋画80点を解説付きで見学してきました。
時代背景から皇室の役割まで、わかる人にはぐっとくる内容の展示でした。私も連れて行ってもらわねば、存在すら知らない美術館でした。
洋画というものが入ってきて変化する日本の美術の歴史も勉強になります。
午後は太田記念美術館にいよいよ浮世絵の鑑賞と勉強。
無知な私は数年前まで、浮世絵が版画でチームでつくっていたということすら知りませんでした。
しかし、ゴッホが浮世絵に憧れた思いを知り、CGSで江戸の文化を学んで、ものすごく興味をもっていたところ、大学の美術の先生がガイドをして下さることになり、今回の研修が決まったんです。
改めて葛飾北斎や歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽のことを学び、すっかり浮世絵ファンになりました。
少なくみても500人の浮世絵師がいて、我々が週刊漫画を買うような金額で、江戸の庶民が浮世絵を買って、話のタネにしていたというのですから、江戸の庶民文化レベルは凄いものです。
今日は歌川広重の作品を鑑賞しましたが、身近で東海道五十三次などの作品をみて、そこにでてくる登場人物の表情や生活をみると、江戸時代の社会がみえました。
ヨーロッパの画家たちが魅了されたのは、絵の技法だけではなく、そこに暮らす江戸の庶民の生活だったに違いありません。
江戸時代の日本は遅れていた、ヨーロッパに学ばねばならない。
この刷り込みは未だに続いていますが、一度たちどまって考えないといけない。
そんな思いをますます強くした1日でした。
日本は駄目な国?日本の政府やリーダーは信じられないが、国連やアメリカは信じられるんですか?
もっと自分たちの国や文化に誇りをもち、
駄目なものは改めていく姿勢をもちたいですね。