日々の活動やニュースに対する考え、視察の報告などをブログにまとめています。

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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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2016年 日本の選択と私の想い

最近の動向, 最近の動向 |

謹賀新年

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年が明けて初の投稿になります。

本年もよろしくお願いいたします。

今年は、吹田青年会議所のまちづくりの委員長を務めます。年明けからその仕事に追われていますが、18歳で吹田にやってきて20年、市議会議員として6年お世話になった町に、恩返しのつもりで、JC活動最後の仕事のつもりで1年間頑張りたいと考えています。

龍馬プロジェクト

2010年にスタートした龍馬プロジェクトも7年目に入りました。

10~11日と三重の伊勢に行き、鈴木英敬三重県知事にお世話になり、神宮の正式参拝と研修会を行ってきました。

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自分で立ち上げたチームのことを言うのもなんですが、本当に思いで繋がるいいチームができたと思います。

地方議員や選挙浪人、公務員だった友人たちが、首長や国会議員になって地域のために頑張ってくれています。

中には私のように、現在浪人の者もいますが、立場や肩書きを越えたつながりで、今後もお互いを磨きあいながら、

私利私欲ではなく国益を考えた活動ができるように、中心メンバーの一人として励んでいきます。

2015年(皇紀2675年)を振り返って

昨年は世界史をあとから振り返れば、大きなターニングポイントの年になるのではないかと思います。

1991年にソ連が崩壊し、アメリカの一極支配が世界をコントロールするような期間がありました。

日本は1945年に大東亜戦争に敗れてからずっとアメリカの保護国状態なので、あまり大きな変化を感じてこなかったかもしれませんが、ここからの約30年間はアメリカの時代であったと思います。

しかし、2008年のリーマンショックで、そのアメリカの覇権が揺らぎ、ロシアなどを筆頭に世界は多極化の流れにありました。

そこで、アメリカにチャレンジしてきたのが中国ですが、昨年はついにその中国とアメリカの強弱関係が並んだように感じた年でした。

米中経済戦争

中国主導のAIIBに、アメリカの反対を押し切って、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイスといった欧州の主要国やインド、オーストリア、韓国など57カ国が参加をしてしまったことがなんといっても象徴的です。

また、12月、中国人民元が、IMF・SDRの構成通貨に採用されました。これも世界の基軸通貨をドルに固定しておきたいアメリカからすれば、大きなインパクトだったと思います。

アメリカの経済的な覇権で、世界の国々をコントロールできなくなってきたことがわかります。

アメリカの軍事政策

アメリカの世界戦略の要点は、ヨーロッパ、中東、東アジアですが、

2014年から揉めていたウクライナの問題では、すっかりアメリカのトーンが下がり、ウクライナは見捨てられたような状態です。

さらに、イスラム国の問題においてもアメリカは手を引く構えを見せています(空爆をロシアに任せた)。

そこで、今年の注目はアメリカが東アジアに出てきて中国と対峙するのか、というところで、

これについては識者の意見も分かれています(私は対峙しないと考えています)。

このように昨年の国際情勢の流れをみると、経済、軍事共にアメリカの影響力が下がり、ナンバー2の中国の存在が大きくなった1年だったといえます。

日本は??

日本の経済についてみると、TTPの参加に向けてアメリカらと大筋合意をしましたが、私の個人的な見解としては、

TPPの日本経済に与えるトータルの影響はさほどなく、TPPのグループ化で、中国に対するけん制になるかといえば、それほどの効果もないだろうと思います。

軍事については、マスメディアの反対攻勢をはねのけて、政府は安保法案を通しましたが、
それによって抑止力は高まったと思いますが、日本の国防力はほとんど変化していません。

現にお隣の北朝鮮は、新年早々核実験をしています。

本来なら、日本も核ミサイルの一つももって、「世界のパワーバランスの一翼を担うぞ」というくらいの気概がほしいのですが、

昨年の安保法制のドタバタを見ていても、「ここまで日本人の頭はお花畑になったんだな」とあきれるばかりで、

核ミサイルの【議論】をするまでに、あと数年はかかりそうです。

戦後の占領政策や、スパイ工作がいきわたった結果でしょう。

今や日本人は、「自分の国を自分で守る」気概も失っただけでなく

「自分や自分の肉親の自立を守る」気概すら失いかけているように思えます。

図録 もし戦争が起こったら国のために戦うか(世界価値観調査)

生活保護受給 163万世帯余 過去最多に

これからどうする?

70年間追従してきた親方が、世界の覇権を失いつつある今日、

我々日本人は選択をしないといけない時期に来ています。

1.このまま親方への忠義をつくして、ついていく

2.勢いのあるナンバー2に乗り換える

3.自立する

1.を選んでも、親方に見捨てられない保証はありませんし、結局没落したら、ナンバー2の勢力下に入らざるをえません。

どうせ入るなら、早めに2.を選択する方がいいのですが、

その場合、チベットやウイグルとまでいかなくても香港くらいの状況は覚悟しておかないといけません。

香港の出版社社員5人が行方不明

かといって3.を選ぶとなれば、相当の覚悟が必要です。

戦後レジームを壊そうということですから、親方からも怒られますし、ナンバー2も黙ってはいません。

またいつかのように、孤立させられ、袋叩きにあう可能性もあります。

しかも、今の状況で3.の選択を高らかにうたう政党や政治家は潰されます。

国民意識もついてはこないでしょう。

【集団的自衛権】が駄目なんですから、【自主防衛】なんていったら発狂されます。

政治主導は不可能、マスメディアが動くことは100%なし、国民にも気概はない。

こんな状態で、【国体】を定める憲法の議論を、選挙を機会にやろうかというのですから、気が遠くなりそうな道のりです。

ディープインパクトがきて、生きるか死ぬかの危機感をもって国民が覚醒するまでは、

おそらくだらだらいくような気がします。

(*私は折衷案で、1.を継続し、3.をめざしていくというスタンスです。

 アメリカにも日本をパートナーにという声が、少数ですがありますから。)

私にできること

そんな状態の中で、いつか覚醒した人が集まって行動できるように私は上記のような【世界観】を共有する仲間を集めて、【教育】によって増やしていくことをやっていくしかないと思っています。

具体的には昨年まとめたような

【戦略の階層】

にそった活動をしていくことです。

今月は新しい書籍も出版します。

坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」

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みんなが好きな坂本龍馬に仲間が集まった理由を、私なりに分析し、我々も良い部分をまねていこう!という思いで書きました。

また、昨年新しく立ち上げた一般社団では、学ぶ機会を増やしていきます。

1月24日 設立記念講演会「歴史を学べば世界がみえる」

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もちろん冒頭に述べた、JCの事業や吹田での教育活動もやっていきます。

しかし、私の行動の根底にある想いは、いつも一貫しています。

当然経済活動もしますが、軸から外れることをしようとは思いません。

そんな根底の想いは、こちらの拙著を読んでもらえると嬉しいです。

大和魂 表紙

不器用な生き方しかできませんが、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

皆さんの役に立ちたいという思いで生きています。

仲間になってください。仲間を繋いで下さい。

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