3月に施先生を大阪に招いて勉強会を行います。
皆さん予定を空けておいてください。
一般社団法人 日本歴史探究会&龍馬プロジェクト 共催勉強会
テーマ:グローバル化の歴史と失われる日本の強み〜日本語と英語の教育〜
日時:3月6日(日) 13:30〜16:30
会場:大阪アカデミー 第3会議室(吹田市)
講師:施 光恒 氏
参加費:1000円(龍馬プロジェクトと共催のため)
講師プロフィール
施 光恒 (せ てるひさ)
1971年(昭和46年) 福岡市生まれ
慶應義塾大学法学部卒。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科修士課程修了 優等哲学修士号を取得。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。現在;九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専攻は政治哲学、政治理論
〈主な著書〉
『リベラリズムの再生――可謬主義による政治理論』(慶応義塾大学出版会 2003年)
『ナショナリズムの政治学――規範理論への誘い』(黒宮一太氏との共編著/ナカニシヤ出版2009年)
『TPP 黒い条約』(共著、中野剛志編/集英社新書 2013年)
『反動世代――日本の政治を取り戻す』(共著、森健編/講談社 2013年)
『まともな日本再生会議』(中野剛志氏、柴山桂太氏との共著、アスペクト、2013年)
『英語化は愚民化――日本の国力が地に落ちる』(集英社新書 2015年)
テーマ (仮)グローバル化の歴史と失われる日本の強み〜日本語と英語の教育〜
日本人続々ノーベル賞受賞のワケ 『英語化は愚民化』異例の大ヒット2015.12.10 夕刊フジ
梶田隆章・東大宇宙線研究所長(左)と大村智・北里大特別栄誉教授。日本人のノーベル賞受賞が続いている
ノーベル賞の授賞式が10日、ストックホルムで開かれる。今年は、東大宇宙線研究所長の梶田隆章教授(55)が物理学賞、北里大の大村智特別栄誉教授(80)が医学・生理学賞に輝いた。なぜ、日本の自然科学はこんなに強いのか? その理由を指摘する本がヒットしている。
「深く思考して新しいものをつくり出す作業は母国語が適している。ひらめきや違和感を、言語化するところから始まるからだ。そこは外国語ではできない。日本人のノーベル賞受賞が相次いでいるのは、まさに日本語教育の集大成といえる」
こう語るのは、日本企業や日本社会の安易な“英語化”に警鐘を鳴らした『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)の著者、九州大学大学院の施光恒(せ・てるひさ)准教授だ。同書は発売4カ月余りで6刷に達した。
施氏は同書で、先人が苦難の末、自前の翻訳で近代化を成し遂げた明治以降の日本の歩みを再評価し、「母国語での思考こそ、創造性の源泉」と強調する。英語化が進んでいる諸外国よりも、日本が技術面、研究面で優位に立っている現状に触れ、国内で「英語化政策」がもてはやされていることを批判する。日本語の力は偉大なのだ。
2000年以降、日本人受賞者は計16人(米国籍含む)に上り、今や日本は世界第2位の「ノーベル賞大国」となった。
自然科学分野でのノーベル賞受賞を熱望する隣国の人々にも読ませたい1冊といえる。