自称イスラム国の人質事件が連日報道され、安全や国防、国が国民を守る責任について少し議論が起こっています。
いくら日本が平和主義を訴えても、やはりやられる時はこうして国民の安全は守られないわけです。
もう一度、自分たちの身をどう守るか議論する機会にしませんか?
予備自衛官補から予備自衛官になって今年で5年目になります。
私が予備自衛官に入った動機は、
政治家として皆さんに国防や安全保障を考えましょうというのに、自分が何もしていないのは駄目だと思ったことや、
21歳の時に1年海外に出て、徴兵のある韓国や台湾の若者や、実際に戦闘があるイスラエルの若者と交流し、自分との意識の違いに愕然としたことです。
人生の時間を削って軍務につくのは、不幸という見方もありますが、そうした困難があるからこそ、人として国民として身につくこともあると知りました。
予備自衛官の訓練では、実弾射撃もやります。
物騒だと感じられるかもしれませんが、こうして有事には銃を握れる人がいることが抑止力であり、
さらに言えば、いざとなれば仲間や家族のために戦うという意思をもつ人がいることが大切だと考えています。
本格的な徴兵をやる必要はないと思いますが、すべての若者が十代のうちに2〜3ヶ月は、自由の効かない集団生活の中で、体を鍛え、戦争の総括や日本の歴史、国際情勢、天災の際の対処の仕方など合宿で学ぶ機会があれば、国民意識が変わると私は考えています。
若者を鍛える場がない日本になった気がします。
また、30日は里永尚太郎さんに集団的自衛権について解説頂き、動画にまとめました。
里永さんも一番大切なのは、国民の意識や気概で、それを失っていることが我が国の最大の課題であるとおっしゃっていました。
今の国際情勢を考えれば、日本もそろそろ本気の自衛を始めねばなりません。
平和教育の話がでたので、私から知事に、平和を維持するための教育と防災教育を合わせた危機管理教育のモデルを広島県でつくってもらえないかと提案しました!
知事は、明言は避けらましたが、日本は戦争をもう一度総括しなければ、感情論の平和教育ではいけないね、と。
安倍政権ができたからか、国際情勢の変化か、またまたテロのせいか、
国防や危機管理で自分たちの身をどう守るかを考えざるをえない環境になってきました。
これは有史以来、人間が向きあってきた本質的な課題です。
しばらく忘れさせられていたこの課題に、今こそ正面から向き合い、
政治について、自立について、
皆さんと一緒に考えていきたいと思う今日この頃です。
地方議会でも、国会でもこの課題と向き合う時期に入ってきたと感じます。