2週間ぶりの更新になります。
この2週間も非常に密度の濃い毎日でしたが、中でも一番の出来事は、25日の月曜日に美濃加茂の藤井市長が保釈されたことです。
急に連絡を受けましたが、たまたまその日はスケジュール変更が可能だったので、美濃加茂に行き藤井市長のインタビューを撮ってきました。
一見軽くみえるインタビューで、一部お叱りも受けましたが、
藤井市長の人柄が若い世代の方にも伝わりやすいように工夫して撮影してきました。
この動画を見ていただければ、30歳の等身大の藤井市長をご理解いただけると思いますし、
私が彼を信じてブログなどで情報発信してきた理由もわかっていただけるかと思います。
また、たまたま大阪に来ていたKAZUYAさんも事件に関心をもってくれていたので、一緒に来てもらい合同でインタビューしてもらいました。
これから9~10月くらいに市長の裁判も始まるのではないかと思いますが、
大切のはこの事件を風化させないことだと私は考えています。
世間の関心を集めながら、事件の真相はどうなのか、しっかりとした裁判をしてもらう必要があります。
裁判所も検察も、世論は絶対に気にしています。
私は少しでも多くの方に事件に注目してもらい、市長の無実がしっかり証明されることだと思います。
皆さんもこの事件には注目していてください。
8月28日は、龍馬プロジェクト九州ブロックの研修で、約5年ぶりに対馬に視察入りました。
当日午前中は朝の9時から対馬市役所を訪問。
財部市長にもご参加いただき、ヒアリングをしました。
テーマは、
日韓トンネル建設要望の意見書について
盗難にあった仏像について
アリラン祭などの日韓交流について
でした。
まず、日韓トンネルについては、
そもそも戦前からあった構想で、戦後は統一教会などが建設を主張してきたものという説明がありました。
昨年、議会から日韓トンネル建設要望の意見書を出した背景には島の経済の衰退があるとのこと。
昭和40年代に7万人いた人口は、33000人まで急速にへり、島の経済がなりたたない、トンネルなどがあれば、工場なども作れ、観光客も来易くなる、というのが、提出理由だそうです。
そこで私が聞いたのは、経済が回るようになればトンネルはいらないの?ということです。
例えば対馬は、行政的には長崎県ですが、生活圏、経済圏は福岡に含まれますから、いっそのこと福岡に編入し、インフラ整備や経済支援があれば、トンネルはいらないんですね?
と確認すると、説明していただいた議員さんは、それならその方がよほどいいとの回答でした。
対馬は元々佐賀藩の領地でしたが、明治維新後、長崎に編入されました。しかし過去には何度か福岡に編入を希望する運動が出ては消えてきた経緯があるようです。
私は日韓トンネルはいらないと考えている立場ですが、島に住む人々の生活を守ることをしなければ、反対だけでは意味がないとも思います。
長崎や福岡の皆さんに投げかけて生きたいと感じました。
平成24年に盗まれた仏像などはまだ韓国政府の手元にあります。
仏像は確かに半島でつくられたもののようで、韓国側は日本が略奪したものと主張しているようですが、
長い歴史の中で半島でも内紛などがあり、その過程で亡命して来た方も多く、その時に仏像なども多数日本に持ち込まれているので、略奪したと断定する理由はどこにもないそうです。
市としては、署名なども集めて働きかけているが、外務省などはなかなか思うようには動いてくれないとのこと。
返還まではまだ時間がかかりそうです。
10年前に2万人程度であった韓国人観光客は、平成19年以降年間5万人前後で推移し、24年に船が3社体制になってからは年々増えて今年は20万人になる勢いです。
日本人観光客が1〜2万人とのことらしいので、日本人の10倍韓国人がきます。
平成24年の韓国人観光客による経済効果は33億円。
観光客は、登山や釣り、買い物をするために対馬にくるようです。
市役所の説明では、対馬は昔から海外との交流が盛んな時に発展したとのことで、日韓の関係に関係なく、交流はしていきたいとのこと。
地元の祭のサブタイトルにアリラン祭とつけたのは、昭和63年。
しかし平成25年は、仏像の盗難などもあり、市民感情からアリラン祭の名前は下げて交流の色合いも薄めたとか。
しかし、市役所の説明では、市民には韓国人観光客に対する嫌悪感はなく、韓国人も日本に対する嫌悪感はないと、、
今の対馬の課題は、宿泊施設の増設。観光客が泊まるところがないので、民間のホテルを本土から誘致したいとのこと。
対馬の経済を支えてあげたいというホテル経営者の方はぜひお申し出ください!!
そして午後は五年前にも対馬をご案内頂いた元自衛官の小松氏に対馬ガイドをお願いしました。
自衛隊基地横の土地を韓国資本に買われた場所や、667年に日本防衛のために建設された金田城、元寇が襲来した海岸など、
対馬の今や歴史がわかる場所のご案内を頂きました。
私はどこも2回目の訪問でしたが、様子が変わってしまったところもあり、少し残念に感じました。
夕方からは地元の商工会議所青年部の方々と意見交換。
昼に聞いた市役所での質問と同じことを聞いてみると、
日韓トンネルの要望の話は市民の間でまったく話題になっていないこと、
仏像に関してはやはり市民の皆さんもかなり怒っていて、行政の対応には不満を持っていること、
韓国人観光客の受け入れに関しては、やはり経済的理由で維持していかねばならないと思っていること、
がわかりました。
対馬の問題の根幹は皆さんにももうわかってもらえたと思います。
それは経済の衰退と人口減少です。
5年前に訪れたときの人口が3万6千人、今回の人口は3万3千人(実際はもっと少ない)。
経済規模もどんどん縮小していきます。
今、日韓関係が良くない中で、韓国人の受け入れがだめだとかトンネルが駄目だと外からいうのは簡単ですが、
たった5年でも状況は悪くなり、韓国人の観光客の落とすお金を島民の皆さんが頼りにする比重は上がってしまっているわけです。
今回、私が島に住む私と同世代の皆さんと懇談したかったのは理由があります。
それはここ1年半、日本全国を回りながら、さまざまな地方活性化の事例を学んできた私の持つ情報を対馬の皆さんに伝え、
島外にいる我々が国境の島を支援するための受け皿を、島に住む皆さんにつくってもらいたかったのです。
今回は、非常に思いのある4人の青年の皆さんと5時間にわたり意見交換をし、
かなりつっこんだ話ができました。
たとえば福岡からきたメンバーからは、対馬の若者が福岡でホームレスになってしまっている現状の話もありました。
島の中で、地域振興が進まない理由もある程度わかりました。
対馬の問題は、きっと全国の離島が抱える問題と共通するでしょう。
それはつまり対馬の問題は日本の問題だということです。
自分の地域がよければいい、自分さえよければいい、という日本人が増えましたが、
私は政治にかかわる以上、日本全体を見ながら政治をしていきたいと思います。
たとえそれが、地方の1都市であったとしても、地方議員であったとしても、国会議員であったとしても、同じ気持ちで私は活動したい。
今回の研修では、そんな思いを新たにしました。
対馬には今回で2回目でした。ご縁を深めていただいた皆さんとまた是非何かやりたいです。
私なりに球は投げてきました。
仲間が増えることを期待します。
予断ですが、青年部の皆さんとの意見交換の後、地元の飲み屋さんに行きました。
すると、日韓トンネルと思われるトンネルが実際にほられていると聞きました。いつほられたかはわからないそうです。
また、住民の韓国人旅行者に対する感情は、7割がネガティブなものであると聞きました。
こちらの話は市役所できいた話と食い違います。
また、次回行くときにしっかり調べねばなりませんが、
その前に離島の経済を支え、持続可能なものにする方法をみんなで考えることが先決です。
最近の活動
8月13~14日 G1首長ネットワーク 合宿
8月15日 大阪護国神社参拝
8月16~17日 GS行動力養成講座 合宿 富士登山
8月18日 龍馬プロジェクト 学生部研修会 CGS収録
8月20日 松原市議会議員選挙応援
8月23日 GS行動力養成講座 吹田JC45周年事業 地域夏祭り
毎日必死でやっているので、報告しようと思えばいくらでもできますが、今回はポイントを2つ絞って書きました。
明日からは、ミャンマーと東京に行くので、10日ほど大阪を留守にしますが、また活動報告します!!