皆さんはキムタク主演のHEROをみていますか?
シリーズ1は今から13年前の2001年に放送されていて、当時の私は23歳。 ちょうど司法試験の勉強をしていたころだったと記憶しています。
このドラマは主人公の木村拓哉氏演じる久利生公平が、法曹界の常識を破り、自らの足と頭を使って、 事件の真相を追究していくというストーリー。
最近、テレビは大河ドラマしか見ないんですが、シリーズ1をみていたこともあり、録画して見てます。
今回も久利生公平はいい仕事をします。
みていると、「検事も大変だけど、やりがいのある仕事だな」と思えます。
また、このドラマ文部科学省の「道徳教育」ともタイアップするようです。
公式HPより抜粋
久利生公平(木村拓哉)は先入観などにとらわれず、疑問を持った点については徹底的に自分の目で確かめ、 さまざまな人たちから話を聞いて最終判断を下します。誰に対しても公正、公平な態度で接し、自らの信念に基づいて行動、 事実を追求していこうとする久利生。そして互いに支え合う城西支部の面々の姿は“人としてどうあるべきか?自分はどう生きるべきか?” という、道徳教育の根源的なテーマと共通するものがある…ということで、文部科学省が推進する道徳教育とのタイアップが実現したのです。
素晴らしいと思います。
私も是非応援したいです。
しかし、、
これはドラマのお話実際の現場はこんな感じではないことがよく分かりました。
7月15日に我々の仲間でもある藤井浩人美濃加茂市長が、検察に起訴されました。
これまでの経緯は私のブログにも書いてきましたが、
論点については担当の郷原信郎弁護士のブログをご覧下さい。
(6月27日、7月5日、8日、14日、15日)
中でも一番おかしいと思うのは、7月15日の以下の記載
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藤井市長が、現金の授受を一貫して全面否定し、会食の場に同席していたタカミネ氏も、席をはずしたことはなく、 現金の授受は見ていないと供述している以上、賄賂の授受の立証が到底無理だということは、常識で考えればわかるはず。それなのに、なぜ、 「あらゆる刑事事件を、法と証拠に基づき適切に処理しているはずの検察」が、このような事件での起訴という暴挙に出るのか。
それは、現職市長を逮捕した事件だからこそ、処分保留・不起訴にすることは、警察幹部、そして、その逮捕を了承し、 勾留請求をした検察にとって、重大な責任問題になるからだ。いくら公判立証が困難であっても、無罪の可能性が高いと思っても、現時点で、 現職市長逮捕が見込み違いであったこと、間違いであったことを認めるよりは、ましだからだ。
現在の名古屋地検の検察幹部にとって、今回起訴した事件が無罪になったとしても、その判決が確定する頃には、 検事正も次席検事も異動になっており、責任を問われることはない。一般的に判決が確定する3年先ぐらいには、 検事正などは退官しているかもしれない。そうである以上、 現時点で大変な責任問題を生じさせることになる不起訴処分を行わないのが賢明ということになる。
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郷原弁護士は元検事ですから、内部の事情もよくご存知でしょう。
その方の書き込みだけにショックです。
今回の件に関しては、藤井市長の人柄のについてや、逮捕のおかしさ、マスメディアの一方的な報道のおかしさをブログに書いてきました。
それは、司法に対して公正な判断をしてもらいたかったというのが一番の理由です。
そして2次的に、もし今回のような内容や証拠で、政治家が逮捕できるなら、私でも狙われたらすぐに逮捕されてしまうことになります。
私たち政治家は、民間の方と積極的に交流します。
それは民間の良い取り組みがあれば、どんどん行政に取り入れていきたいと考えるからです。
これは大切な政治家の仕事ですし、藤井市長も積極的にそれをやっていたと思います。
また、政策のブレーンとしても民間の方のアドバイスは役に立ちます。
よく、「俺が○○政治家のブレーンをやっている」なんて大きな声でいっている人がいますが、
声の大きい人ほど偽者で、
我々は多くの方の意見やアドバイスを聞いて、政策や活動方針を決めています。
洗脳でもされていない限り、一人や二人の意見だけで動くなんてことは絶対にありません。
そのように関る方のうち一人でも、「お金を渡して便宜を図ってもらいました」なんて急に言われたら、たまったものではありません。
知らない人とは食事もできないことになります。
痴漢の冤罪回避が、電車に乗らないことなら、
収賄の冤罪防止は、政治家は仕事が少しでも絡む民間の人とは交流しないこと、 になります。
藤井市長が逮捕されてから冤罪で逮捕されたされた方に何人か話を聞きました。
証拠の物証がない事件で、どうすれば保釈してもらえるのか?と聞くと。
「罪を認めれば釈放してやる」といわれるそうです。
つまり、否認している限りはいつまでも出れないことになると、、、、
どこかの副市長さんは、冤罪で逮捕され、否認をして1年半勾留され、結局無実で釈放されたとのこと。
そのときには、当然失職してました。
こんなことがまかり通っていいのでしょうか。
ましてや今回は、選挙で選ばれた自治体のトップの市長ですよ。
郷原弁護士がおっしゃるように、司法権が市長を拘束し続けるのは、
美濃加茂市政に重大な支障を生じさせているのは、
憲法92条が保障する地方自治制度に対する重大な侵害
だと私も思います。
政治家は人事だと思わずに、もし自分がその立場だったら、と考えてもらいたいです。
署名サイト
【緊急拡散】美濃加茂・藤井市長の早期釈放を求める声を裁判所に届けます!
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<藤井浩人を支える会の方から>
7月17日から始まった「藤井市長の早期釈放と市長職への復帰を求める署名」では多くの方のご協力、ご支援、 暖かいお言葉を頂きありがとうございました。
皆様のお陰で目標であった2万人を超える署名を(市内で)集めることができました。
現在重複チェックなど慎重に集計作業を行っておりますのでまだ確実な人数を発表することはできませんが、 取り急ぎお礼と中間報告とさせていただきます。
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日本の司法制度は本当にこのままでいいのでしょうか?
もし、久利生公平検事のような人間がいるのなら、
藤井市長の起訴はその方に検討してもらいたかった。
現場に行き、市長を知る方々の声を聞いて判断して欲しかった。
判断の基準は何なんですか?
保身か、出世か、はたまた組織の命令か??
いつも政治家に問いかけていることを、今回は司法関係者に問いたい。
最近の活動
この2週間で軽井沢や宮崎の日南に研修に行ってきました。
ブログに想いをまとめたのでまた、こちらもご覧下さい。
吹田でも、JCの例会に参加したり、子供の舞台の応援にいったり、
吹田新選会のメンバーと懇談したりしています。
他にも
CGSの企画、撮影
行動力養成講座、選挙セミナーなどの講師
古事記紙芝居の寄贈配布・販売の運営
新しい本の執筆
ネットなどのメディア広報の準備
を同時進行でやっています。
ここ1週間間は大阪で、来週から10日ほど東京と広島に遠征してきます!