韓国への対応などは、CGSでも話し続けてきましたが、
だんだん動きが露骨になってきた気がします。
中共もそれだけ内部が厳しいのでしょうか。
英国に対する記事も誇張が過ぎます。
イギリスの外交はそんなにゆるくはないはずですが、、
習主席「電撃訪韓」の背景に韓国隷属化の狙い 日米韓の連携にくさび
2014.06.19 夕刊フジ
中国の習近平国家主席が来月初旬、就任後初めて韓国を訪問し、朴槿恵(パク・クネ)大統領と首脳会談を行うことが決まったようだ。習氏が、朝鮮戦争をともに戦い、「血の盟約」を結ぶ北朝鮮よりも先に電撃訪韓を選んだ背景には、日米韓の連携にくさびを打ち込み、韓国を隷属化する狙いがありそうだ。
「習氏訪韓」のニュースは、読売、日経両紙が19日朝刊で報じた。読売は「3、4日、国賓待遇」とした。
オバマ米大統領が4月末に訪韓した直後、韓国メディアは「韓国政府は上半期中の中韓首脳会談を目指している」と報じた。それは、朴氏から習氏への「本当はあなたの方が大切です」というメッセージともみられた。中国の王毅外相が先月末に訪韓して、事前調整を進めていた。
朴氏としては、政権の不支持率が初めて5割を超える苦境のなか、中国が後ろ盾としてきた北朝鮮を牽制するとともに、歴史問題での対日共闘を見せつける意図がありそうだ。安倍晋三政権は20日、「河野洋平官房長官談話」の検証結果を公表するため、両首脳が批判する可能性もある。
経済的な中国依存も進んでいる。2000年代に入って韓国の対中輸出は毎年20%超の伸び率を記録した。昨年の輸出のうち、中国向けの比率は26・1%という過去最高水準となっている。
習氏としては、朴氏を優遇することで、中国の安全保障上の脅威といえる、日米韓連携にくさびを打ち込む狙いがある。この罠にはまったのか、米国は日米韓によるミサイル防衛(MD)の共同運用を提唱しているが、韓国は一貫して後ろ向きだ。
朝鮮日報は先月18日、中韓政府関係者の定期交流行事で、中国側の当局者が「朝貢外交に戻ったらどうか」と提案したと報じた。習氏の外交ブレーンも4月末、「韓国が韓米同盟だけを維持するのは不利だ。中国と同盟関係を樹立するのが利益になる」と呼びかけた。
最新刊『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)が注目されている評論家の宮崎正弘氏は「朴氏は自ら『家来になります』と中国に尻尾を振っている。セウォル号沈没事故で政権批判が高まるなか、派手な外交ショーで起死回生を狙っているのだろう。習氏はもう少し、したたかだ。中国は孤立化して、国際会議でも主張が通らなくなっている。部下を日本やインド、ベトナムに派遣する一方、自分は厳しい立場にある韓国に行き、同国の属国化を狙っている」と語っている。
英中共同声明のポイント
2014.6.18 13:42 産経
17日に英中両国が出した共同声明のポイントは次の通り。
一、人権を促進し保障する重要性を強調。
一、尊重し合う対等な立場で人権対話を強化する用意がある。
一、英国はチベットを中国の一部と認め、独立を支持しない。
一、英国は原子力や高速鉄道、洋上風力への中国の投資を歓迎。
一、人民元建て貿易を拡大し、ロンドンでの決済業務を担う銀行の開設を歓迎。
一、欧州連合(EU)と中国の自由貿易協定(FTA)の長期目標に向け関与を再確認。(共同)
「歴史・文化が異なる国には違った人権の見方がある」 中国首相の予防線に英も批判抑制
2014.6.18 10:27 [中国]
訪英中の中国の李克強首相は17日、キャメロン英首相と会談後の共同記者会見で、人権問題の質問に対し「発展段階や歴史・文化的背景が異なる国には、違った人権の見方があり得る」と主張。キャメロン氏は中国への人権批判を抑制し、液化天然ガス(LNG)輸出など総額140億ポンド(約2兆4千億円)以上の契約にこぎ着けた。
英中両国が発表した共同声明は「人権を保障する重要性」を強調したが、原則論の域を出なかった。一方で英国は「チベット独立を支持しない」と明記。原発や高速鉄道への中国からの投資を歓迎した。
ロンドンを中国国外の人民元取引の中心にしたい英国の思惑に沿い、人民元建て貿易の決済業務を担う銀行のロンドン進出も盛り込んだ。英石油大手BPは毎年最大150万トンのLNGを2019年から20年間、中国に供給する。(共同)
英・中の商談、2・4兆円に 女王も面会、異例の厚遇
2014.6.18 07:00 [欧州]
【ロンドン支局】訪英中の中国の李克強首相は17日、キャメロン首相と首相官邸で会談し、関係強化で一致した。キャメロン氏は会談後の共同記者会見で、両国がさまざまな分野で総額140億ポンド(約2兆4千億円)以上の商談をまとめたと表明した。
李氏は同日、ウィンザー城でエリザベス女王とも面会。女王が国家元首ではない李氏と面会するのは異例で、中国側が面会を強要したとも伝えられ、中国の影響力増大を印象づけた。
英国メディアによると、キャメロン氏は会談冒頭、両国関係を「新たな段階」に引き上げたいと表明。これに先立ち、メイ英内相は16日、中国人観光客とビジネス客の増加に向け、ビザ発給手続きを大幅に簡略化する方針を明らかにした。
李氏は訪英に際し、英紙タイムズに「中国に対する誤解や偏見を正したい」と寄稿。企業関係者ら200人以上を引き連れて16日に訪英した。
両国関係は、2012年にキャメロン氏がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世とロンドンで会談したことで冷却化。「内政干渉」と反発する中国から猛烈な嫌がらせを受けたという。その後、英国側が譲歩し、経済優先に転換したことで昨年末のキャメロン氏訪中を機に改善した。
そのためキャメロン氏は、中国側の圧力に屈し、人権問題をなおざりにしたとの批判を受けている。
中国は「落ち目の」英国抜き去った、国営紙が社説
2014年06月18日 17:08 発信地:北京/中国
【AFP=時事】中国国営英字紙・環球時報(Global Times)は18日、同国の李克強(Li Keqiang)首相の訪英に合わせ掲載した社説で、中国が世界の大国として英国を上回ったとの軽蔑的な主張を展開した。
李首相による3度目の訪英の最終日、同紙は「英国の中でも気高さを重視する人々にとって受け入れがたい事実だろうが、英国の国力は今や
、中国と同列に並べることができない」「中国社会はますますくつろいで中英関係に対処している一方、英国人はこれ以上ないほど狭量になっている」と記した。中国を一党支配する共産党系の同紙はかねて、国粋的な論調を頻繁に展開している。
デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は17日、両国が140億ポンド(2兆4300億円)規模の通商協定を締結したと発表。共同声明によると、中国はロンドンと英北部の都市を結ぶ英国の高速鉄道の他、原子力発電所などのエネルギー事業に投資する。これには中国から英国への原子炉の輸出も含まれる可能性がある。
こうした投資傾向は、数十年前には経済力のなかった中国が、今では産業革命発祥の地へ先端技術を輸出する立場にあるという、劇的な変化を遂げたことを物語っている。
中国国営新華社(Xinhua)通信によると、李首相は「中国は世界最大の発展途上国であり、英国は世界最初の工業国。よって両国間のさらなる協力は、両国だけではなく、世界全体に恩恵をもたらす」と述べたという。
さらに他の通商関連では、英エネルギー大手BPが中国に約200億ドル(約2兆円)相当の液化天然ガスを供給する協定を結ぶと発表している他、英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)が中国国営エネルギー企業、中国海洋石油(China National Offshore Oil Corporation、CNOOC)と包括的協力協定を結んでいる。
李首相とキャメロン首相は、チベット問題をめぐる論争で傷ついた両国間関係の修復に努めている。しかし先週、英紙タイムズ(The Times)が、エリザベス英女王(Queen Elizabeth II)との会見を李氏が訪英の条件とし、かなわない場合は訪英中止をちらつかせたと報じ、両国関係の改善ムードに冷や水を浴びせた。
この報道について環球時報は「英国メディア、ひいては英国社会全体の偏狭さを反映する役割しか果たさない」ような「誇大な」報道であるとし、「かつて強大だった大英帝国は今では自分のプライドを示すために、このような策略に訴えざるを得ない」と論じた上で、「中国国民は英国の複雑な感情を許すべきだろう。成長国家は、古い落ち目の帝国の当惑と、時にその当惑を隠すために取られるおかしな行動を理解しなければならない」と続けた。
【翻訳編集】AFPBB News
iPhoneからの投稿