今日は帰国してシャワーを浴びてから、
大阪市内での研修会に招かれて参加してきました。
いつも教育事業などでお世話になっているレオ財団さんのご縁です。
研修の主催は、民間の塾ですが、
ただの受験勉強だけでなく、
なんのために学び、なんのために生きるかを本質的に子供や親に考えてもらう趣旨の研修でした。
200人規模の会でしたが、半分は学生の参加で驚きました。
これからの時代、自分の目標を設定できる力が必要で、大学の成績と仕事の能力は関係ない、
学問は、自分のためだけでなく、自分の学びをどう社会のために活かすかが大切、
という話がありました。
当たり前のことですが、それができてなくて、困っている若者がたくさんいます。
人生は学校や教科書からではなく、
人の出会いから学ぶことが多いのだという話を、
ご自身の半生に照らし合わせて講演が。
人生の指針を考えるなら、
楽しんで生きている大人をお手本にしなさい、といった話がありました。
最後は、中学生から大学生が二人の政治家にガチな質問をぶつけました。
テーマは教育や人生論。
お二人とも学生に向き合い、よい助言をたくさんされてました。
普通、塾などは政治家を呼んで、話はさせない(政党などの色がつくのを嫌がる)ですし、
仮に呼んでも、呼ばれた政治家は、自分の話したいことや、綺麗ごとだけ話してかえるのが大概ですが、
今日のお二人は、自分の宣伝などせず、ちゃんと子供たちにメッセージを送っておられました。
私も機会があれば、こんな会にはどんどん行って話をさせてもらいたいです。
いつもいいますが、日本をよくするには次世代の若者の意識改革が一番必要です。
私はこれがまさに政治だと考えていて、
受験やビジネス重視の教育機関や、イデオロギーに染まった学校ではできないんです。
そこで話すべきことは、過去と未来の縦軸と、今の世界がどうなっているかの横軸だと考えています。
ですから、私は歴史を学び、世界をまわって知識と経験を積み重ねて、
次の世代に伝えるメッセージを練り上げています。
そんな私からみて、今日の研修は素晴らしかった。
主催者の意図を講師がよく理解し、よいメッセージが送られていました。
私もまた講師で呼ばれるように、
研鑽を積みたいと思います。
帰国後すぐで、ちょっとしんどかったですが、良い刺激を頂きました。