今日は、美し国関西の勉強会に行き、
菅家一比古氏のお話をお聞きしてきました。
テーマは、日本の危機とは何か。
菅家氏曰く、それは日本の魂の危機であり、
わかりやすく言えば、
国家理念の喪失
教育理念の喪失
文化理念の喪失
ともいえると。
ここでいう理念とは、そのものをそのものとしてあらしめているもの、存在価値ともいえると。
国家に関しては、ご皇室の話や江藤淳、蓮田善明のお話を
教育に関しては、人の命の使い方の話を
文化に関しては、明治維新のマイナス面のことややまと言葉、神話の話をして頂きました。
私は、林英臣氏の話も聞いておりますので、言霊として同じようなメッセージを受け取りました。
非常に大切なお話で、政治がまさにそれをやる必要があると思うのですが、
ダイレクトにそんな話をしても有権者の皆さんはほとんど聞いて下さらない。
そんな話より、
首長の政策批判
議員の定数や歳費の削減
経済や福祉の話
地域の開発の話
などに関心が集まります。
しかし、
日本が本来どんな国で、これからの世界でどんな役割を果たす中で我々個人がどんな役割を果たしていくか、
というビジョンやそれを形にする大戦略を考えなければ、同じところをグルグルまわります。
また、教育では人としての生き方や精神の持ち方(本学)を教えず、
知識、情報や技術(末学)だけを教えれば、個人主義だけでさまよう若者を大量生産します。
自殺者がどんどん増えます。
こんな状態を続けていたら、
日本人も日本も駄目になりますね。
だから私は教育が大切だと思います。
国家、教育、文化に繋がるのはやはり教育。
人の意識をかえるための活動が必要です。
その手段に政治を選んだ私にはジレンマがありますが、、、
期待を受けてやらせて頂く以上はやれる限りやらねばなりません。
選挙のための票に繋がることと、本当にやるべきことは全く違いますが、
有権者の意識が変わるまでやりきればいつか二つが一致するかもしれません。
私も菅家氏のおっしゃる日本の危機を感じる一人です。
しかし、この危機とはもう150年も向き合ってきて、70年前からずっとマイナス方向に(>_<)
もうどうにもならん、とニヒリズムにひたるのは簡単ですが、
そうなったら政治には関わるべきではないと考えています。
想いと現実の狭間でジレンマに落ち入りながら、ニヒリズムに負けないように戦うのが、政治なのかもしれません。
菅家氏や林英臣先生のように、
想いをひろげて行こうと政治の外で活動される皆さんの存在は有難いです。
自分ももっと頑張らねばな、と思わせて頂いた勉強会でした。
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