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こんなキャラがどっかにいたなあ(笑)
パクり放題の中国、韓国企業の悩み
2014/04/06 08:44 朝鮮日報
「今後も国際的なIT・家電展示会に最先端の製品を持っていくべきかどうか悩んでいる」
韓国のある電子メーカーの最高経営責任者(CEO)が漏らした言葉だ。米ラスベガスで開かれるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)やドイツ・ベルリンで開かれるIFAなど世界的な業界展示会で、サムスン電子やLG電子は当然スター級の扱いを受ける。展示会のたびに「世界初」「世界最大」を掲げる最先端の製品を発表しているからだ。両社は昨年、CESでOLED(有機EL)テレビを、今年のCESでは折り曲げ可能なフレキシブルテレビを世界で初めて発表した。今年のCESで両社が公開した105インチの曲面超高画質(UHD)テレビは世界最大サイズだ。
■1年以内にコピー出現
しかし、最先端技術が凝縮された最新製品を展示会に出すと、半年から1年後には中国企業がそれをそっくりコピーした製品を発売するケースが相次いでいる。最先端製品は展示会でハイライト的な存在にはなるが、結果的に中国に追撃のヒントを与えている格好だ。
今年1月のCESで、ある中国メーカーはテレビ画面の縁が極めて細い製品を展示した。LG電子が12年のCESで展示した製品と似たコンセプトだ。LG電子は中国製品がテレビの縁を狭めるデザインだけでなく、それを実現するための技術もコピーしたとみている。映像信号をディスプレーに送る装置を縁の部分には置かず、ディスプレーと一体化した技術だ。
サムスン電子、LG電子が昨年1月のCESで公開した世界初の曲面テレビにも、1年後には中国メーカーが追随した。今年のCESでは、TCL、ハイセンス(海信)、ハイアール(海爾)、コンカ(康佳)など中国メーカーが一斉に曲面テレビを発表した。技術格差は1年未満だ。
デザインをまねた製品も展示会ごとに登場する。昨年のCESでサムスン電子が「タイムレス・ギャラリー」と呼ばれるデザインのテレビを発表すると、TCLは約8カ月後の昨年9月、ドイツでのIFAでほぼ同じデザインのテレビを展示した。同製品は美術用の画架のように斜めに置くデザインが特徴だ。今年のCESでハイアールが展示したエアコンは、送風口に覆いの代わりに穴が開いているLG電子のエアコンと酷似している。
■加速する中国の追い上げ
こうした状況を受け、韓国企業は展示会のたびにセキュリティーが悩みの種だ。昨年のCESでサムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長は「競合社がすぐに追随してくる」との理由で、曲面テレビの裏側が見えないように遮断することを指示した。LG電子の権喜遠(クォン・ヒウォン)元社長も昨年のIFAで、世界で初めて77インチOLEDテレビを公開するに当たり「技術流出のため、公開を見送ることも考えた」と語った。
韓国企業が発表する最先端製品は、まだ発売段階に至っていないものが多い。例えば、サムスン電子とLG電子は昨年のCESで曲面テレビを世界で初めて公開したが、本格的に発売されたのは1年後だ。両社は今年のCESで曲面テレビからさらに一歩進んだフレキシブルテレビを発表した。ただ、発売時期は両社ともに決まっていない。
ある電子メーカーのCEOは「互いに技術的な優位を誇示するため、すぐに発売するわけではなくても、最先端の製品を展示することが多い。現在のような方式で展示会に最先端製品を出し、中国がそれを模倣して追い上げるきっかけを与え続けるべきかどうか、見直す時期が来ている」と指摘した。
中国企業は韓国企業の製品をコピーするのに熱心だが、まだ重要技術では追い付けずにいる。例えば、今年のCESで中国企業は超高画質テレビを一斉に展示したが、画質はまだ韓国製品のレベルには達していないというのが電子業界の見方だ。
しかし、中国の追撃は徐々に速まっている。韓国産業技術評価管理院(KEIT)は、技術分野別に1位の国を100点として、各国の技術レベルを点数化している。隔年で発表される同調査では、韓中間で技術格差が縮小していることが分かった。
ディスプレー分野で、韓中の点数差は11年の26.9点から昨年は19.3点に縮小。ホームネットワーク、情報家電分野でも点数差は19.3点から16.8点に狭まった。
電子メーカーの一部からは、展示会参加による効果を疑問視する声も上がっているが、マーケティング効果を考えれば、出展をやめることもできない。
国際的なIT・家電展示会ほど取引先、マスコミ、消費者が集まる場はほかにはないからだ。