やはりベトナムにくると戦争のテーマを考えざるをえません。
今回は、ホーチミン、ハノイ、フエを中心にまわりましたが、どこも今は街になっていながらもいたるところに戦争の足跡が見受けられました。
昨日はホーチミンの戦争証跡博物館に。
博物館には実際に使われていた戦車や飛行機、実弾などの展示もありました。
展示のメインはこうしたパネルです。
見ていてしんどくなります。
科学兵器の影響により奇形児の写真などは、写真をとるのも気がひけて撮れませんでした。
日本の博物館では展示しないような生々しいものがたくさんありましたが、私は事実である以上オブラートに包まず、見せるべきだと思いました。
もちろん政治的な思惑もあるでしょうが、それはどこでもそうです。
あと、なぜか日本の共産党の広報物を展示するコーナーがあり驚きました。
戦争反対の動きは日本だけではなかったはずですが、、、
館内をまわりながら感じたのは、欧米の若者がたくさんきていたことです。
日本の若者はやはりこうした場所は避けますかね、、
今の日本の若者はベトナム戦争のこともあまり知らないのかも。
現代史はほとんど習いませんからね。
今回は、カンボジアで収容所や処刑場を見学し、ベトナムでは戦争の展示を幾つかみました。
日本は戦争から70年経っていますが、
ベトナムやカンボジアはまだ40年。
まだまだ戦争の傷跡が残っているように私は感じました。
やはり、外国に来たらそこの歴史も見つめ、楽しいところだけではなく、光と影を見ないといけませんね。
そして、我が国日本を考える!
これがいいと私は思います。
人が殺し合う戦争は本当に悲惨なものです。
絶対にやってはいけないと思いますが、それを口でいうだけでは平和は守れません。
戦争に巻き込まれないよう、喧嘩を売られないように、強い軍事力、抑止力をもつ必要があります。
また、情報戦争も戦争です。
日本は先の対戦では、ここでかなり負けていました。
そして今も情報戦争は続いています。
歴史問題をつかったプロパガンダなどは情報戦争以外の何ものでもありません。
正しい歴史なんて、外国人に訴えてもダメなんです。
嘘でも信じこませたら勝ち。
これが情報戦争の実態です。
そして、経済戦争。
これも負ければ人が死にます。
日本はアメリカの下についてうまく渡ってきましたが、そろそろ自分たちの頭で考えないといけない時期にきているように思います。
国の外交はこれも戦争です。
負けると国民が貧しくなる。
外国を回っていつも思うのは、
日本はいい国だなあ、ということです。
世界で一番いい国だと私は思います。
先輩方に感謝します。
しかし、あまりに豊かで平和すぎて、
世界の現実の認識がなかったり、
外国のいいようにあしらわれたりし過ぎているとも感じます。
この状況を変えるのは、
私は教育しかないとないと思います。
教育が国民をつくり、国を作ります。
私は人が殺し合う戦争は、絶対にしたくないですから、
情報戦争や経済戦争で負けない日本にするために、ちゃんと外交ができる政治家が将来誕生するように、政治の分野から教育に携わっていきたいのです。
世界はリアルに動いています。
日本の小さな枠の中で思考停止する人をこれ以上増やしていけない。
教科書やマスメディアに思考操作される人を増やしてはいけない。
自分たちのの生活や命を守り、日本が豊かで平和を維持できるように、
広く現実をみて、自分の頭で考えていく人を増やす教育に尽力したいと改めて思いました。
海外では思考がクリアーになります。
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