体調がすぐれないので、午前中は家で何冊か本を読みました。
一番頭に残ったのは、
倉山満氏の「歴史問題は解決しない」です。
最近でた本です。
歴史に関わるかなりマニアックな内容ですが、世界史を教えていた私にはバチっときました。
倉山氏の本では「誰が殺した日本国憲法」が一番好きでしたが、
この本と合わせて読めば、かなり理解が深まります。
これらの本と合わせて、
民主主義とは何か?
資本主義と通貨のしくみは?
といった内容を学べば、
今の社会が形成されるだいたいの構図がわかるのではないか、と感じました。
日本人は世界で何が起きているのか、どのような歴史をたどって現在のような国際政治の「レジーム」になっているのかに対して、無知すぎるのだ、
という倉山氏の指摘は、政治をやるものとして本当に耳が痛い。
明治の政治家などの本読めば、
彼らが世界と向き合いながら、日本国内を苦労してまとめていたことが良くわかるだけに、、、自分たちは、、
本当に国や地域の平穏と豊かさを守り、日本人を強く幸せにしていくには大局的なものの見方をしなければならないのですが、
そんな考えをもつ教育は受けられないのが今の日本。
根本をみつめなおさねば、
何回選挙をやっても、
誰が政治のリーダーになっても、
この国は変わらないのだなあ、と改めて感じます。
諦めないように、
諦めないように、
目の前の様々な政治課題、その根底にある大きなレジーム、両方をみながらやらねばなりませんね。
そんな思いを持てる一冊でした。
皆さんもまたお読み下さい。
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