5日間の台湾研修に行ってきました。
私にとっては、四回目の訪台。
一回目はもう6年も前のこと。
この時は台北、新竹、台南、高雄を回り、台湾の学校や先端産業の視察をしました。
議員になって初の海外視察でした。
二回目は龍馬プロジェクトの海外視察。
この時は李登輝元総統と懇談させて頂き、今の日本の船中八策案を聞かせて頂きました。主に台北での活動でした。
三回目は、個人旅行でなかなかいけない東部の花蓮や観光地の九?を訪ねました。
そして今回が、四回目。
今回のスケジュールは、
台北ー金門島ー高雄ー台北と、台湾縦断? 最西端の金門島を組み合わせた強行軍でした。
ハードなスケジュールなので、参加者の年齢は45歳までとしましたf^_^;)
実際参加された皆さんは、ほとんどが台湾に行くのが初めての方々で、日本と台湾の歴史などもほとんど知らない方が多かったです。
台湾は、オランダやシナの占領ののち、日清戦争の戦果として、約120年前に日本の海外領となりました。
最初は当然日本の支配に対する抵抗もあり、台湾、日本双方に死者も出ました。
しかし、日本は列強のようにただ搾取するだけの植民地とせず、自国領として国家予算の多くを割いて、教育やインフラの整備に力を入れ、
台湾近代化の基礎を築いたのです。
今回訪れた場所は、主に日本人と台湾人の絆が残るところ。
お会いした方は、かつて日本人だった台湾人、日本語を学び日本に留学しようとする台湾人、台湾でビジネスや教育に励む日本人、
といった方々です。
参加者には、YouTuberのカズヤくんもいて、彼のような若い世代の日本人にかつての日本であった台湾を知ってもらい、
日本を客観視し、日本の素晴らしさ、問題点を感じてもらいたいと考えての企画でした。
皆さんの感想を聞いてやった甲斐があったなと感じています。
私の感じたことは、毎日ブログにまとめたので、そちらをご覧下さい。
台湾も発展していますが、同時にかつて感じた台湾らしさが薄れた気がしました。
世界中の街が個性を失いつつあるのかもしれません。
また、ブログにも書きましたが、初めて来た時より、経済を中心に数段中国の影響が強まったとも感じました。経済の合理性だけ考えれば、
中国マネーは魅力ですからね。
14億と2300万では、人口規模でもどうしようもない。
まだ、外省人に対する警戒感がある世代が生きておられるうちはいいですが、その方々が亡くなられると、また状況は変わるでしょうね。
その状況の変化は、日本にもいずれ波及します。
そんなことも想定し、日本はすぐ隣の台湾ともっとしっかり関係を築いていくべきだと、改めて感じた研修でした。
また三月に仕事でいく予定です。