視察三日目の午後はインディアン インスティチュート オブ マネージメント バンガロール(IIMB)を視察。
インドのIITは世界的にも有名で、ここにいけなかったインド人がアメリカのMIT、マサチューセッツ工科大学に行ったという話があるほどです。
インドには13のIIMがありますが、バンガロールのものは1973年に設立されました。
13のIIMの募集定員は毎年約2000人。
そこにインド中の成績優秀な大学約20万人が応募し、99点をマークした人だけが入学できるというのだからたまげます。
倍率100倍の入試をくぐり抜けたエリートが、二年かけて公共マネージメントや企業マネージメントを勉強します。
日本でいう国立大学院ですが、国の支援は一切なく、独立採算で経営されていて、
企業との合同研究や企業コンサル、企業の社員教育などで収益をあげ、そこに学生も関わることで、即戦力として役立つための教育ができているとのこと。
先生も全て元経営者か、企業とプロジェクトをすすめている方だけで、経験に基づいた指導を徹底しているそうです。
ちなみに学費は2年で300万。
インドではかなり高額ですが、ここに入学すれば就職率は100%。
半分人生が保証されるようなので、100倍の倍率になるんですね。
徹底して選抜し、民間企業と組んで世界基準の学問を学ばせる。
日本にできてないところを見せつけられました。
午前中の一貫校の視察と合わせて、インドのエリート教育を垣間見た気がします。
日本の教育。
本気で考えないと。
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