視察二日目はバンガロールに移動。
ここでまた何名かメンバーも合流。
この町は人口が900万人以上の大都市。
教育やIT企業を中心に三日間視察します。
バンガロールにおける日本企業の進出はまだまだで、中国が 2~3万社きているのに対し、日本はまだ1000社程度とのこと。
今日の最初の訪問先は、日印ソフトウェアという日本からオフショアで仕事をうける企業。
経営者の二人は日本での就業経験もお持ちで日本語ペラペラ。
インド企業との連携については、
インド人はかなり親日で英語がしゃべれる。
グローバルに仕事をしており、各国にパイプがあり、それを使える。
また人口12億人のインドの市場を狙いにいける。
といったメリットがあると。
またIT技術をもったインド人の方の初任の平均月収は4~6万円だそうです。
また、この企業では、一年間の社員研修があり、毎日5時間日本語の勉強をさせ、仕事につかせるそうです。
一年で日本語をマスターするなんて、、インド人の語学力はすごい。
丁寧に説明頂き、ありがとうございました。
IT、英会話、ヨガで日本人インターンを受け入れておられるようですので、興味のある方は神谷までf^_^;)
続いて行ったのは、トヨタのインド工場。
インドでは、昨年年間357万台の自動車が売れ、トヨタのシェアは五位だそうです。
工場で働く方々の給料は、1~1.5万円。ITと比べるとかなりの差があります。
インドで車を購入できる層は約2000万人。やはり年収が200万ほどないとローンでも厳しいそうです。
昨日、マンガロールで聞いた数字よりやはり国民の所得は低いんですね。
それでも、バイクの年間販売台数は2000万台以上で、自動車の潜在的需要はかなり高いそうです。
問題は今でも交通インフラが悪く、渋滞続きで、それが解決されることが急務だそうです。
実際に、トヨタの訓練施設と工場のラインを見せて頂きましたが、
さすがに世界のトヨタ。
訓練はもちろんですが、業務管理がすごいですね。
行政も見習うところがたくさんあると感じました。
最後はトヨタの技術者訓練学校を視察。
この学校は州内の経済的に恵まれない高校生を対象に、年間64人だけ全寮制で勉強ができる施設。
学費は無料で、学生には月々3000円程度のお金が支給され、生活費はそこから支払う仕組み。
入試の倍率は10~15倍で、卒業後の就職選択は自由ですが、四年間卒業生を出し、ほぼ100%トヨタに就職するようです。
このような学校を海外で作るのはトヨタでも初のことらしいですが、卒業生の評判は非常によいそうです。
教育スタッフの方曰く、
インド人は真面目で向学心も高い、また貪欲さもあり、言われたことをするだけでなく、改善提案なども積極的、
とのことでした。
工場を一望。
かなり充実した視察になってきました。
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