今回は常盤大学の樋口恒晴先生に起こし頂き、防衛の基礎知識といったテーマで講義をして頂きました。
テーマは基礎でしたが、、
内容はかなり深いものでしたので内容を一部、御紹介します。
国策ー戦争ー戦役ー戦争の関係とそれに対応した戦略、戦術のお話。
戦争に関わる用語やその正確な定義。
開戦ー勝敗の決定ー一方的掃討戦ー停戦ー終戦ー外交関係の復活という戦争の流れと、
赤十字は戦争が起こるのは仕方がないが、勝敗が決まったあとの掃討戦を無くすためにできた組織であること。
警察と軍隊の違い。
陸軍の役割と各職種の仕事。
海軍の役割と装備。
空軍の役割と装備。
今の防衛力のない日本では、空軍が要であり、制空権を奪われたら終わりだという話。
今の自衛隊は、将来我が国が国防政策と軍事力を持つと決めた時に向けての訓練組織である。
努力すれば3~4年でまともな防衛力にすることは可能。
省庁横断的で民間も含む総合的防衛体制を策定する機関が決まっていない。
聞けば聞くほど面白い話で、いろいろ質問も出ました。
自衛隊に尖閣は守れるか?
短期の局地戦なら可能だが、日本にはほとんど弾薬がない>_<
国民の国防意識を高めるには?
大学で軍事を教えること。
国際関係論で軍事を教えていない国は日本だけ>_<
自衛隊を軍にして強くするためには?
1.まず陸自は編成を改め、中途半端な師団をすべて旅団に変え、一旅団の構成人数を増やし、装備を充実させ補給部隊をしっかりつけること。
2.人事の昇進をペーパーテストだけでなく、戦闘訓練や実戦で指揮をとれる人間を引き上げること。
3.最新の戦闘機を最低でも150機は増やし、せめて台湾程度の戦力にすること。
自衛隊の問題は?
昇進するためには、「自衛隊の戦力、予算は十分足りている」と言わねばならないシステム。
今のままでは日本は守れないと本当のことをいうと昇進できない>_<
日本に戦闘機は作れるか?
国家事業としてやらねば無理。
仮にやっても20年はかかる>_<
予備自衛官でありながら、自分の無知さに情けなさを感じ、
日本の現状に、わかってはいましたが、改めて情けなさを感じました。
樋口先生曰く、戦前の帝国軍を知っている政治家がいなくなってから日本の国防政策はガタガタになったと。
社会党の政策を裏でまとめるような人間が防衛大学校の校長をしていた歴史をききました。
平和という単語
ドイツ語では、共同体防衛
アラビア語では、服従
英語では、武力による平定
が語源だそうです。
平和のとらえ方や価値観も国により違うのですね。
政治を語るにはまだまだ勉強が足りません。
無知な政治家は犯罪者と同じかもしれない、自戒しながらそんな思いをもった勉強会でした。
今回頂いた資料は、また神谷のホームページにアップします。
よい情報は拡散し、みんなで認識を深めましょう。
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