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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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伝統を守るということ

ブログ |

昨日、一昨日と日本の伝統に触れました。

一昨日は妙心寺に。

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副住職の松山大耕さんからいろいろお話を頂きました。

「妙心寺や京都の文化財は数百年以上保護されてきたものがたくさんあり、

そうしたもののお陰で、今、たくさんの人が今日を訪れてくれている。

しかし、それは先人のおかげであり、それをただ受け継ぐだけでは、数百年後の子孫に我々が残せるものが無くなるかもしれない。」

そう考える松山氏は、水墨画の絵師を公募し、パトロンとなり、何年も住み込んでもらい、お寺の障子を描いてもらっている。

当たり前のことだが、伝統や文化はただそこにあるものではなく、誰かが作るものなのだと思うことができた。

しかもそれは何百年も先を見据えた行動でなくてはならない。

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CMでも有名な妙心寺の桜も、松山氏のお祖父さんが50年前に、未来を見すえて植えられたもの。

そうしたお祖父さんの思いや生き様が松山さんに引継がれているのだと感じた。

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昨日は吹田市山田の伊射奈岐神社のお祭りに参加してきました。

9世紀から続く神社のお祭りが何年前から始まったのか私はしりません。

しかし、ここ五年毎年参加させて頂き、毎年担ぎ手が変わりながら凄い規模で運営されていることがよくわかりました。

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担ぎ手や世話役だけで毎年200人くらいの方がいないと運営ができません。

元々地元でない私のような人間が参加させて頂いて、皆さんからありがとうと言って頂ける意味がよくわかるようになってきました。

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朝ま5時半に集まり、夜の7時まで。
これはかなりしんどい。

普通なら一回参加したらもう十分です^_^;

しかし、そこに集まる方の祭りへの思いを感じ、

次の世代にそれを残そうとする真剣さを知るとなんか燃えるんです。

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そんな皆さんの思いや努力が日本の伝統や地域を守ってきたんでしょう。

しかし、それは本当に大変なこと。

それをしんどいから、後継ぎがいないからといって、楽な方に流れていくと、日本が日本でなくなるんですね。

政治家の保守するものってそうした想いや地域社会なのかもしれません。

そんなことを考えた2日間でした。

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