弁護士予備自衛官も誕生です。
いきなり二等陸尉とは、随分上司だなあf^_^;)
いろんな職種のリザーブができると訓練参加も楽しみです。
初の弁護士予備自が誕生 災派現場、法的判断を迅速化(2013年9月5日)
2013年9月27日更新 朝雲新聞
【佐賀地本】地本(本部長・遠藤隆事務官)は9月5日、地本本部長室で予備自衛官任用辞令書交付式を行った。今年度から採用が始まった予備自衛官補(技能・法務)から任用された山口修予備2陸尉(38)も交付を受け、全国で初めて、同自衛官補から採用された弁護士の予備自衛官が誕生した。
任用辞令書交付式で遠藤地本長(左)に服務の宣誓を行う山口予備2尉(9月5日、佐賀地本で)
佐賀地本の山口2尉が予備自補から
辞令書交付式には、佐賀地本で自衛官補として採用された4人のうち、規定の訓練を終え予備自衛官として任用された山口予備2尉1人が出席、遠藤本部長から辞令書を交付された。同本部長は「今後いろいろな場所に招集されるかもしれないが陸上自衛隊の一員として力を発揮してほしい」と訓示を述べた。
山口予備2尉は福岡県北九州市出身。大阪市立大法科大学院卒業後、司法試験に合格し、弁護士活動をスタート。現在、佐賀市内の法律事務所で各種訴訟などに当たっている。
「災派現場で明確に法的な線引きができれば隊員が活動に専念できる」などの理由から予備自衛官補に応募。健軍駐屯地で4月中旬に行われた試験に合格し、7月1日付で採用された。
予備自衛官補採用後、118教育大隊(相浦)で8月(8月2日からと、同23日から各5日間)に行われた訓練に参加。「体力など基礎的な部分が足りないことを感じた」という中、基本教練など所定の教育訓練を修了し、最終日翌日の28日、予備自衛官に任用され、併せて2陸尉の階級を指定された。
山口予備2尉は任用後、「万が一の事態に備え常に知識や心身を鍛えるとともに、今後の招集訓練にも積極的に参加したい」と抱負を語った。
予備自衛官としての最初の招集訓練(5日)は4特連(久留米)が担任し来年1、2月に目達原駐屯地で行われ、精神教育、武器・体育訓練、野外衛生・救急法等の習得に臨む。
弁護士資格を持つ予備自衛官はこれまでにもいるが、予備自衛官補から任用されたのは初めて。災派などの際に総監部で法務専門官として対応に当たることが期待されている。
◇予備自衛官制度 いざという時に必要な防衛力を急速、計画的に確保する制度で即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補の三つがある。予備自補は自衛官未経験者を対象とし、技能公募は9個区分の職種から採用。今年度から採用が始められた法務(弁護士、司法書士)は全国で計6人が合格した。所定の訓練(技能は2年以内に10日)を経て予備自衛官に任用される。
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