皇學館大学の松浦光修教授を講師に招き、東海龍馬塾を開催しました。
講義は四部構成。
一部は戦時中の元特攻隊員のお話。
二部は、回天でなくなった黒木博司氏や緒方㐮氏のお話に、戦争未亡人となられた方の歌について。
かくばかり みにくき国と
なりたれるか 捧げし人の
ただ惜しまる
三部は、オーストラリアに攻め込み、その果敢な姿をオーストラリア人からも賞賛された松尾敬宇氏のお母さんのお話。
戦後、お母さんはオーストラリアに招かれ、歓待されたので日本のメディアも取り上げないわけにはいかず、「戦争は嫌だ」というコメントを下さいと取材にきたとのこと。
その際のお母さんのコメント。
戦争が嫌だというのは、暑いのは嫌だ、腹が減るのは嫌だ、というのと同じようなもので、一種の駄々っ子みたいなものではないでしょうか。戦争は嫌だというだけで、日本が守れましょうか。
松浦先生は
「日本の夏 反戦の夏」と揶揄されてながら、戦死者を貶めるような報道や教育を嘆き、申し訳ない、恥ずかしいというご自身の思いを伝えて下さいました。
未来の日本の姿は、今の私たちの生き方次第だ!
とのメッセージが強く心に残りました。
第四部では、平成六年に硫黄島を慰霊訪問された両陛下の祈りのお話。
訪問以降の島の変化やお二人がよまれた御製の話は、何度も聞いていますが、やはり感動します。
松浦先生は、
国の存在やご皇室の祈りへの感謝を忘れないで欲しい。
英霊への名誉毀損を拭い去る行動を大切にして欲しい。
とメッセージを下さいました。
浪人中で、活動の方向性も明確でない中、
時に何の為に政治をするのか、家族や自分の人生を考えたら議員にこだわることもないのではないか、
と考えてしまい、行動の優先順位に悩むこともあるこの頃、
松浦先生の情熱からかなりのパワーを頂きました。
先生も戦っておられるんだなあ、と改めて感じました。
言論と戦い、世間と戦う。
迎合し、上手くやっていくのと全く逆の生き方ですね。
昔はこんな生き方をした人がたくさんおられたんでしょうね。
龍馬プロジェクトは、ただ単に知識を学ぶ勉強ではなく、こうした情熱や生き様を学ぶ勉強を大切にしたいと思います。
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