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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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高橋史朗先生のメルマガを読んで

ブログ |

親学推進協会から送られてくるメルマガの、

高橋史朗先生の内容にはいつも頷く点がたくさんあります。

先生は外国の公文書を多数調べられ、
教育の立て直しを始められました。

根本はそこだと考えられたわけです。

親学の取り組みもその延長。

木をみて森を見ない人からは、ことあるごとに非難も受けながら、

ブレずに活動を続けられています。

最近の先生のメルマガからは、また新たな研究を進めようとされているのがわかります。

私もCGSで番組配信などを始めていますが、

気持ちとして通じるところがたくさんあります。

政治家は日々の活動に忙しすぎて、
また選挙があって、
この国を良くする本当の活動ができないのかもしれません。

高橋先生や倉山先生らとお話しているとそんな風に感じます。

応援させて頂きたいですね。

以下、引用。

5月20日に開催された評議員会で親学推進協会の役員改選が行われ、私が木
村治美会長の後任として会長に、浦山哲郎評議員長が新理事長に、倫理研究所の丸山敏秋理事長が新評議員長に就任することになりました。

 親学推進協会発足当時から今日まで、協会の基礎を築いていただいた木村会長、大森専務理事、大江常務理事、田島理事、良本理事に心から御礼を申し上げたいと思います。浦山新理事長を中心に、新体制の下で全国の支部作りを初めとする新たな取り組みが始まりますが、千名を越えるメルマガ読者の皆様のますますのお力添えをお願い申し上げます。

 6月1日に開催された「親の学び・親育ち支援ネットワーク」の会合で、親学アドバイザーが次々に発言し、厚生労働省の課長補佐に鋭い質問をしたり、あたたかい応援のエールを送ったりした光景が大変印象的でした。働いている女性の意見を聴く機会は多いでしょうが、全国の7割近くを占める専業主婦の生の声を聴く機会は少ないと思うからです。

 その的確な指摘を聴きながら、参議院議員選挙後に開催予定の親学推進議員連盟の勉強会でも、国会議員の方々に親学アドバイザーの生の声を伝える機会が必要だと思いました。

 ところで、小泉元首相の靖国神社参拝への反発が契機となって、中国でルース・ベネディクト著『菊と刀』が急速にベストセラーになり、さらに東日本大震災で示された日本人の国民性の利他性、冷静さに感服した中国人が、日本人の行動の根底にある国民性や日本文化を理解したいと思うようになり、数十種類の翻訳書が出版されています。

 中国語の訳本の特徴は、原著の謝辞、用語解説や索引は無視され、南京大虐殺や現代女子高生など原著とまったく関係のない二百四十点余の歴史写真、絵が説明文付きで勝手に挿入されていることです。

 例えば、庄錫昌が校訂した翻訳書では、悪魔化した巨大な日本兵の図を用いて、イタリアのポスターに載った日本軍が手に持った刀剣を振り回して、窮地に陥った英米の軍艦を排除している様を説明し、「イタリアが日本の軍国主義を激賞していることがわかる」と述べています。

 また、第13章「降伏後の日本人」において、「第二次世界大戦後、数少ない反省意識を持つ日本人が戦争中の行為を反省し始めた。ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎は天皇制と軍国主義を情け容赦なく厳しく批判した」として、彼の写真を掲載し、ベネディクトの期待を受け止めるかのような文脈で締めくくっています。

 このような『菊と刀』ブームの中で、新渡戸稲造著『武士道』も翻訳され、李剛著『犂と刀』(犂は中国の農業社会を象徴)は、日本の中国侵略を強調し、近代百年の「抗日戦争」という視点から、「日本はなぜ懺悔しないのか」「靖国神社の“化けの皮”を剥がす」「日本の“右翼”は諦めていない」「右翼勢力:日本に現存する“ナチ”」「恥ずべき“教科書”」「軍国主義:日本が振り払うことができない亡霊」などについて論じています。

 また、拙著『歴史教育はこれでよいのか』(東洋経済新報社)で詳述した、ニセ写真と日本の専門家から指摘されている、日本軍の残虐な写真を多数掲載するとともに、そのことを指摘した亜細亜大学の東中野修道氏を「右翼の中堅人物」として詳しく紹介し、彼の著書や新しい歴史教科書をつくる会の歴史と公民教科書も写真入りで詳述しています。さらに、戴季陶著『日本論』も「軍国主義の日本」を強調しています。

 このような日本の軍国主義を批判する中国の論調と米韓の歴史認識は共通しており、「従軍慰安婦」をめぐる橋下発言によって対日包囲網が強化され、日本が国際的に孤立しつつあります。

 この壁を突破し、日本が国際的孤立から脱却するためには、その根底にある日本人(の性格や国民性)、日本の文化や歴史に対する不信感、偏見、誤解を払拭する必要があります。

 かつて明治期には、『武士道』『代表的日本人』『茶の本』に代表される日本独自の歴史・伝統・文化に関する著作が外国人に正しく理解されるために英語で書かれました。

 グローバル人材の育成が教育再生の課題となっていますが、求められているのは、日本の伝統的な精神や文化について外国人にわかりやすく説明し、日本の文化や歴史、日本人の国民性についての偏見や誤解を払拭し説得できる教養と能力を身に着けた人材を育成することです。

 グローバル・リーダーに求められる「ノブレス・オブリージュ」とは、単に「高貴なる者の義務」にとどまらず、人間本来の在り方としての倫理と普遍的な価値を含む日本人の生き方としての道徳を自覚し体現し実践することです。

 新渡戸稲造は「武士道は一言にすれば、武士階級の身分に伴う義務(ノブレス・オブリージュ)である」と述べていますが、『武士道』を読んだ開成中学・高校生は次のような感想文を書いています。

 「今この書に出会え、僕の血の中に抗うことのできない日本人固有の伝統精神が生きていることを誇りに思う」「自国の伝統や脈々と受け継がれてきた精神を知らずに世界の第一線に出て行くことは恥ずかしいことだ。『武士道』にはこれまで培われてきた日本人のすべてが詰まっている。これは日本人が日本人としての誇りを取り戻し、世界に胸を張って出て行くための必読書だと思った」「僕は誇りある日本人の一人として『武士道』のいう名誉の掟を精一杯守りたいと思う。己を律すること厳しく、どんな逆境の中でも自らの誇りと使命感を失わず模範的生を示す強い精神の持ち主でありたい」

 「日本人は『

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