憲法記念日の今日。
テレビを付ければ、憲法のテーマが多かったが、、
「憲法は、国家権力から国民の権利を守るものだから簡単に改正できない方がよい」
という論調が目立った気がします。
視聴者に改正を阻む刷り込みがされているようにも感じました。
うがった見方でしょうか?
確かに憲法にはそうした側面もありますが、
一方では、国民の権利ばかり強くなりすぎて、国家自体が破たんしても、
国民の権利は守れないのだ、という踏み込んだ意見も1回くらいは聞きたかったです。
国民の皆さんはどこまで関心を持ってくれているのでしょうか。
先日、「図書館戦争」という映画を見ました。
本を読む自由の無くなった日本のお話でした。
有害図書の規制が行き過ぎて本を読む自由がなくなったという設定です。
映画の中でも、「国民の無関心がこうした現状を生んだ」というセリフがありました。
政治をやっていて、本当にみなさん無関心だなあと感じることが多くありました。
一番は2年前の吹田の市長選挙。
せっかく住民の意思で、街を変えるチャンスだったのに。
人物も見ずに「維新」という名前に踊らされて投票した方が多かったため、
市政は混乱しました。
結局、大きな事件が起きても、追及ができません。
政治は誰がやっても同じではないのです。
特に地方自治などは、住民の意思が強く反映されます。
総理は選べなくても、市長は選べるんです。
直接投票による首相公選の話もありますが、それをやる前にもっともっと皆さんに
政治と自分の生活との接点を感じて、参加意識を持ってもらいたいというのが
私の想いです。
無関心が一番辛いんです。
問題が起きてから、文句を言われても、
「だからこうなるって言ったじゃないですか!!」という想いが炸裂します。
憲法も法改正も住民自治も。
民主主義でいく以上、責任の所在は国民一人ひとりです。
かつての哲学者が言ったように、本当は哲人政治が一番いいですね。
でもそうならないので、私も頑張ります。
憲法記念日に、以下のようなニュースも読んでいろいろ考えました。
吹田の随契問題、住民監査請求へ 市民グループ
大阪府吹田市が昨年、庁舎改修工事で井上哲也市長の後援会幹部が経営する業者と随意契約を結んでいた問題で、地元の市民グループが近く、市長や業者に対し、工事費など計約2300万円を市に返還するよう求め、住民監査請求することが3日、分かった。
市は12年2月、環境省の補助金事業の余剰金約2500万円を年度内に使い切るため、太陽光パネルの設置工事を計画。同年3月に業者と単独で随意契約し、同月中に工事が終了した。
市は公共工事の発注について、原則130万円を超える契約では一般競争入札を実施するよう規定。環境省に提出した報告書には「一般競争入札で実施」と虚偽の記載をしていた。
2013/05/03 18:57 【共同通信】