今日、教育共創研究所のオランダの教育制度を学ぶ研修に参加しました。
子供の幸福感が高く、
国民一人あたりのGDPも日本より高いオランダの教育に興味がありました。
以下、オランダの教育の特徴を挙げます。
初等教育以外は、進路に合わせて4つのコースに別れ高等教育。大学進学率は20%程度。
校区がなく、学校選択、学校設立の自由がある。
学校の校長は、資格制で若くてもやれる。
カリキュラムはかなり自由だが、国の到達度テストがある。
検定を受けた教科書はない。
教育の多様性は十分に保証され、イエナプラン、モンテッソーリ、シュタイナーなど盛ん。ただ、全体の10%程度。
市民としてどう生きるかというシチズンシップ教育に力を入れいる。
クラスの揉め事などを仲裁する役職の生徒が選ばれ、尊敬を集めている。
生徒が制度に反対しストライキもできる。
インクルーシブ教育も充実している。
障害者だけでなく、天才児をケアする教員もいる。子供の教育には予算を惜しまない。
自立型の教育を重視し、カリキュラムも自分で決めて、自分で勉強をすすめていく。
四半期に一回の習熟度テストがあり、定期的にモニターし、子供ではなく学校を監督する。
また、イエナプランの教育では、
ワールドオリエンテーションという学びがあり、七つのテーマの経験領域を決め、到達目標を設けて勉強する、というやり方も進められている。
また、ダブル担任で先生もワークシェアリングで働く。よって学級王国になりにくく、クラスが開かれている。
視察された方の感じた
日本とオランダの大きな違いは、
先生の熱意は日本の方が高く、
オランダの方はビジネスライク
な感じだそうです。
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お話を聞いて、オランダと日本では、かなりかけ離れたところがあることがわかりました。
昨年視察したオーストラリアの学校でも感じたことです。
しかし、違うからこそ学ぶところがあり、できない理由ではなく、良いものは取り入れる方向で考えていきたいと思います。
改めて教育は難しいと感じました。
オランダの学校を生で見てみたくなりました。
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