いざなぎ神社のお祭りに参加して 文責:松崎千夏(神谷インターン10期生)
先日、いざなぎ神社のお祭りに参加させていただいたので、ご報告します。
女性は神輿を担いではいけないので、私は子供やお母さんたちと一緒に
「わっしょい」と声を出しながら、小さなだんじりを引いて町中を練り歩きました。
私は、純粋に楽しかったです。初めて会う子供達ばかりでしたが、
暑くて疲れた中でも一緒に声を出して綱を引くことで、
終わった時には大きな達成感を感じました。
しかし、子供達の中にはそう思わない子も多くいるのです。
「だるい」「ださい」「面倒くさい」、そんな言葉もちらほら聞きました。
どうしてこのような考え方になってしまったのでしょうか?
それは、手本がいないからだと思います。
こんな風にしたら楽しいんだ、皆が喜んでくれるんだ、と子供達が理解できるような
手本が必要です。親たちにこの事をしてもらうのは体力的に難しいと考えるので、
大学生に祭りに参加してもらうのはどうでしょうか?
このような地域行事は本当に大切だとひしひしと感じました。
様々な年齢の子供が集まるため、高学年の子は低学年の子の手本となり世話をし、
低学年の子は高学年の子の姿を見て育ちます。集団の中での自分の立場を考えるため、
自分だけ良ければそれでいい、という考えは通用しない事を、同い年の子といる時より
強く感じられるのではないでしょうか。
また、子供達が頑張る姿というのは大人たちを元気にさせるのです。
当日も、外は暑いにもかかわらず多くの親子やお年寄りの方が応援してくださいました。
そんなことを考えながら、「子供達が来年のこのお祭りを待ち望むくらい、
今日は楽しかったと思ってもらおう」と心に決めてだんじりを引いていました。
なので、どの子供よりも大きい声を出して笑顔で頑張った自信があります!
実際子供達に伝わったかどうかは分かりませんが、
綱を引く時や終わった時の皆の笑顔はとても嬉しかったです。
今回この祭りで、子供の力や可能性をたくさん感じ、学ぶことが出来ました。
新参者の私を温かく迎え入れてくださった地域の皆さん、たくさんの事を
教えてくれた子供達、本当にありがとうございました。
文責:松崎千夏(神谷インターン10期生)