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竹田恒泰先生 講演会 「古事記から学ぶ日本の未来」 文責:乾優介(神谷インターン10期生)

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竹田恒泰先生 講演会 「古事記から学ぶ日本の未来」 文責:乾優介(神谷インターン10期生)

神谷インターン10期生の乾です。

8月7日に行われた、作家の竹田恒泰先生の講演会に参加しました。

テーマは「古事記から学ぶ日本の未来」でしたが、それだけではなく、

興味深い話をたくさんお聞きできました。

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【明治天皇に関して】

始めは、明治天皇に関するお話からでした。

みなさん知ってのとおり、明治天皇は日本の近代化の礎を築いた方人物です。

ですが、「明治天皇は何をしたのか?」と問われて、的確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

実際、私もそうでした。

竹田先生は、明治天皇は「日本の近代化を果たし、世界の大国にのし上げた偉大な天皇である」と

話しておられました。

明治天皇は大酒飲み、写真嫌い、そして生涯で10万首の和歌を詠んでいるなど非常に個性豊かな人物です。

そんな個性的な明治天皇ですが、自身の業績には全く関心を示さず、君主としての義務を果たすための強い

「義務感」を持たれた方でした。

連日のように内閣の閣議に参加され、閣議に緊張感をもたらしました。

そのもとで、大日本帝国憲法の草案が審議され、近代日本の基礎となる内容も議論されました。

また、明治天皇は西洋の様式を積極的に取り入れましたが、教育勅語などにより、

日本の伝統を尊重することにも尽力しました。

祭祀や先祖供養、親孝行を大切にし、教育勅語の内容を自ら実践していました。

加えて、明治天皇は、国民のことを想い、自分が特別であることを嫌ったそうです。

自らが脚気にかかった際、天皇には治療の施しようがあったにも関わらず、国民の間では脚気の治療が困難で

あったことを理由に治療を受けず、脚気の根本的な治療方法を確立させるよう命じました。

そして、明治天皇は生涯苦痛や体の不調を訴えることがなかったともお聞きしました。

【古事記の勉強会に関して】

講演会の後半、古事記の勉強会が始まりました。

今回の勉強部分からは、教訓として「神様は私たちをいつも見守ってくれている訳ではない」

いうことを学びました。「神様がいつも見守ってくれている」とはよく聞く言い回しではありますが、

それが誤りであったことは、私の中で衝撃でした。

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【感想】

竹田先生について、私は著書の「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」や

「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」などを以前に読んだことがあったので、

今回の講演をとても楽しみにしていました。

私は、今回の講演会ではもちろんですがインターン期間中を通して、日本のことをよく知ること、

愛国心を持つことの大切さを学んでいます。

実際、インターンに参加して愛国心というものをわずかでも持てるまで、私は海外に行きたい、

海外で学びたいなどのことばかりを考えていました。今では、自国の成り立ちや歴史、偉大な人物のことすら

ほとんど知らない者が、海外に行ったところで得られるものは少ないのではないかと痛感しています。

現在日本が世界の中でも有数の先進国であること、私たちが今不自由なく豊かに暮らせていること、

その礎を、明治天皇はもちろんかつての日本人たちが、将来を憂い、現実と闘って築いてくれた成果にほかなりません。

古事記も、今の私たち若い世代には、ただの受験勉強の教材に過ぎなくなっていると思います。

そこから一歩踏み込み、古事記の内容を考え直してみると、日本人が知らねばならない、日本国の成り立ちや、

興味深い教訓が得られます。

グローバル化が進み、外国との関わりがより密接に重要になっている現在だからこそ、自国の歴史をきちんと

理解することが必要になっているのではないでしょうか。

文責:乾優介(神谷インターン10期生)

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