林英臣政経塾、最終日の講義は日本政策研究センターの伊藤哲夫氏にお願いしました。
要約
日本にとっての磐とは、
日本の歴史、伝統、精神である。
伊藤博文の言葉
「今憲法を制定さらるるに方ては、
先づ我国の機軸を求め、我国の機軸は何なりやといふ事を確定せざるべからず。機軸なくして政治を人民の妄議に任す時は、政其の統紀を失ひ国家亦た随て廃亡す」
伊藤は海外をまわり、憲法をつくる根幹には「国の機軸」がないといけないと学び、
彼はまさにその機軸は皇室だと考えた。
つまり、神々を祀るのが天皇陛下であり、その天皇陛下に国民が忠誠をつくす、という形。
これは伊藤の独創ではなく、
王政復古の宣言
五箇条の御誓文
明治維新のしんかん
に現れている。
そうした伊藤の思いを受けて、
井上毅は国史や国学をまなんだ。
(今の憲法論議をする人にそういった姿勢はあるか!?
学びの中で井上は
立国の精神には「万世一系」「しらす」という精神が流れていることを確信した。
*しらすー神に対し国民の幸せを祈り、すべての責任を負い、無私の心で国民に規範を示す。
この確信を元に、
大日本帝国憲法、教育勅語をまとめている。
参考・『憲法義解』、明治憲法「告文」「発布勅語」「上諭」
このようにして作られた大日本帝国憲法は、当時の国民の支持だけでなく、
世界から評価された。
フランス革命の後のコロコロ変わった共和国憲法など比較にならない。
これから新しい憲法を考えていく皆さんには、
是非こうした史実を知っておいて欲しい。
ーーー
思いのこもった講義は、
メンバーの心に響きました!
iPhoneからの投稿