山口議員、足立議員と共に、アメリカ領事館の勉強会に参加しました。
テーマはクリーンエネルギーのテクノロジー。
講師はクリーンエッジ社のクリントウィルダー氏。
以下内容のポイントを要約
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クリーンエネルギーの供給は今後ますます増えていく。
2011年のアメリカ全体のエネルギーの9パーセントはクリーンエネルギーでまかなわれており、全体に占める割り合いでも存在感を増してきた。
ソーラーパネルの大規模設置も2011年には、28件に増えている。
また、アメリカの州の中には全体の20%を風力でまかなうところもあり、大きな雇用を生んでいる。
電気自動車は思ったほど売れてはいないが、それでも少なからず雇用を生み出している。
ブラジルはさとうきびのバイオエネルギーをかなり活用し始めた。
アメリカのいくつかの州では、その10%以上がクリーンエネルギーでまかなわれるようになった。
最近は、クリーンエネルギーの開発に投資家がお金をだすようになっている。
大切なことは、クリーンエネルギーを推進するという強いポリシーである。
我々の会社は、発展途上国にあらたな原発開発はいらないのではないかと考えている。
省エネ化、エネルギーの効率的な備蓄などを進めていきたい。
気候変動などは、アメリカにおいてはクリーンテクノロジー推進の動機にならない。
雇用の創出や技術革新を原動力として推進に勧めたい。
ただ、クリーンテクノロジー革命は、長い時間をかけて進むので、すぐに急激な変化は望めない。
アメリカも日本のように、長期的な計画が必要だと思う。
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質疑応答
Q.なぜ、ソリンドラー社(ソーラーパネルの会社)は倒産したのか?
A.ソーラーパネルの価格競争に勝てなかったから。ソーラーパネルの需要は伸びている。
Q.風力や太陽光の発電基地の建設の許可手続きが煩雑で建設が進まないと聞くが、そうなのか?
A.手続きはアメリカでも大変。町ごとに手続きが違ったりするので、統一するような運動も起こっている。
Q.アメリカでは新しく原発をつくる話はあるのか?
A.スリーマイルアイランド事故依頼、建設許可が出ていない。数年前原子力発電ルネサンスという議論があったが、福島の事故があり、話は下火になった。
アメリカのエネルギー事情が良くわかりました。もちろん今日の話のように上手くいくことばかりではないでしょうが、クリーンエネルギーの話は夢がありますね。
日本でももっと導入できるはずですが、原発や石油事業が障害になっているのでしょうか?
私の周辺にはクリーンエネルギーを推進しようという方がたくさんいらっしゃるので、水面下で協力しています。
政治家がからむと、利権がらみみたいにみられるので、密かにサポートします!
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