タイトルで思わず、拾ってしましました(笑)
福井には神谷は少ないですが、沖縄や関東にはかなり多い姓です。
どこかで血の繋がっているかもしれない神谷さんのお宅が文化財になった、と聞いただけでちょっと嬉しいのです。
古いものを守っていくことの大切さ。
ある方の言葉ですが、、
「文化には金がかかるんだ!!」
政治家になって5年。この言葉の重みがわかってきました。
なんでも合理的に割りきることがいいことでなないですよね。
2012年04月21日 朝日新聞
●県内18件 圓明寺なども
国の文化審議会は20日、県内の5カ所18件の建築物や工作物について、国の登録有形文化財に指定するよう答申した。今回の指定で、県内の登録総数は356件となる。
指定対象となったのは、神谷家住宅(名古屋市)▽日本福音ルーテル復活教会(同)▽徳授寺(とくじゅじ)(犬山市)▽圓明寺(えんめいじ)(同)▽祥雲寺(しょううんじ)(同)の5カ所にある寺の山門など計18件。
神谷家住宅は、4件が指定される。切り妻造りの屋根を持つ茶室の「孤(こあん)」。玄関や縁、複数の部屋のある茶座敷「柏露軒(はくろけん)」、半月形にくりぬかれた壁が特徴の「腰掛待合(こしかけまちあい)」、熱田神宮の古材を用いたとされる「中潜門(なかくぐりもん)」で、いずれも「国土の歴史的景観に寄与している」として指定対象となった。
日本福音ルーテル復活教会は、1953年建設の木造2階建ての建物。切り妻造りの三角屋根と直方体の塔が特徴で、米国出身の建築家ヴォーリズが設立した設計事務所が手がけた。
【犬山市で一挙に3寺13件】
●「守る会」保存に尽力
犬山市では、犬山城下町にある圓明寺、徳授寺、祥雲寺の3寺、13件が対象になった。県教育委員会によると「1自治体で一度に3カ所もの寺が登録される例はあまりない」という。
犬山市は、かねてから城下町を観光資源に生かす街づくりに取り組んできた。電線の地中化などもその一例で、数年前からは特に伝統的建造物の保存にも力を入れている。
また、登録数の増加理由について、市内外の関係者が指摘するのが、文化庁の元建築技師でNPO法人「犬山城下町を守る会」の長谷川良夫理事長(80)の存在だ。長谷川理事長は、城下町のほとんどの登録有形文化財の調査、資料作成にかかわり、保存を働きかける活動をしてきた。建造物の所有者を始め、地域の人たちも、長谷川さんの活動を理解していて、登録に向けた環境が整いやすい事情がある。
圓明寺は本堂、僧寮、庫裏、鐘楼、山門の5件が登録される。本堂は江戸前期建設、1689年に改修された。木造平屋建て、瓦ぶきで約222平方メートル。本堂の古さもさることながら、町家を移築して庫裏として活用している点も珍しい。
徳授寺は本堂、位牌(いはい)堂、鐘楼、玄関、山門の5件。山門は、木造瓦ぶき、間口約2・8メートル、江戸前期に建築された。
祥雲寺は本堂、弘法堂、鐘楼の3件が登録される。
3寺について長谷川理事長は「犬山城を造った大工の技術が受け継がれ、質の高い丁寧な仕事が見られる」と話す。
城下町周辺の登録有形文化財は24カ所、82件になる。