政策研究センターの伊藤所長からお話をききました。
なぜ教育勅語が作られたかを考えるときには、明治維新後の日本の世情を考えないといけない。
明治維新後の日本では、過度の西洋化が進み、公用語や教科書まで西洋に合わせようとしていた。
そこで危機感をもった政治家たちが日本人の精神を忘れないようにと考え教育勅語をつくった。
最初は、キリスト教や儒教を元にして書かれるものが検討されたが、
それでは宗教的にも偏りができるので、勅語の根拠は神話から始まる日本の歴史に求めた。
また、命令や法令ではなく天皇陛下からの呼びかけという形をとった。
徳を樹こと深厚なり、のフレーズにこめられた井上毅の国民を思う思いを感じて欲しい。
教育勅語ができたことで、道徳の教育が変わり、無私の心で国づくりをされる天皇陛下のお気持ちを国民が考えるようになった。
今直ぐに教育勅語を復活しようなんていう気はないが、
今もう一度、明治の先人の思いをかみしめてみよう。