「関西若手議員勉強会」 文章:堀口みさき(神谷インターン9期生)
2012年2月21日
関西若手議員の会の勉強会に参加いたしましたので、報告をさせていただきます。
まず、最初の講演は関西経済の現状及び見通しについてでした。
最近の経済情勢は、生産活動に弱い動きがみられるようです。東日本大震災が起きてから全国的に鉱工業生産指数が大幅に下がり、直接的被害を受けた茨城、宮城で自動車の部品が生産されていたため、自動車の生産活動にも大きな影響を与えました。
私が住んでいるところでは、東日本大震災による影響が目に見えて感じなかったので、あまり関係ないのだと思っていたのですが、経済を通して被害を受けていたことを知り、関係ないと思っていた自分が恥ずかしくなりました。そして、何事に対しても自分とは関係ないと考えることはやめようと思います。
円高の長期化による管内企業への影響は、円高が続くことにより、拠点を海外進出しようという企業が増えていることです。そのため、全国の10%をアジア、中国が占めている。たしかに思い返してみれば、大企業のほとんどは海外に拠点を置いているはずです。そのほうが人件費や施設費はとても低いですけど、企業は、お金のことだけを考えるのではなく、将来の日本のことを考えてほしいです。今、若者は仕事がなかなか決まらない問題を抱えている。そのために、企業は海外に拠点を移す前に、自分の国にいる若者たちのことを考え、お金儲け云々ではなく、若者に夢や希望を与えてあげるべきだと私は思います。
次の講演内容は、大阪府市統合本部についてでした。
大阪は、都市の集積と広がりにあわせて、一体的な広域行政がなされのべきであったが、論争が起こり以後、大阪市域と市域以外で分断してしまった。2つの大阪が存在したことによって、バラバラの戦略、投資の分散、非効率、大阪全体における都市経営の責任が不明確であること等の問題があるとのことでした。
大阪は、二元行政である。(一定地域内に同レベルの2つの行政主体が、存在する状態のこと。)政令市制度を「特別市」的に運用し、「市は市域、府は市域外」の固定化、都市経営主体の分立をしてしまいました。
私は、大阪市と大阪府は同じようなものであり、同じ内容を協力し合い活動しておられるのだと思っていたのですが、講演会で話しを聞きますと全然違っていたので、今までいかに関心を持っていなかったのかと気づきました。
私はまだまだ知らないことがたくさんあるので、出来るだけこのようなイベントに参加させていただき吸収したいです。
文責:堀口みさき(神谷インターン9期生)