龍馬プロジェクト 新潟キャラバン 文責:岩田真歩 堀口みさき(神谷インターン9期生)
はじめまして。神谷インターン9期生の岩田真歩と申します。2月20日に行われた龍馬プロジェクトの新潟キャラバンに、同じく9期生の堀口みさきと共に同行させていただきましたので、ご報告させていただきます。
キャラバン自体は夜に行われるため、日中は二つの会社の視察に行きました。
【CAVE D\’OCCI WINERY 視察】
このワイナリーでは、日本では珍しく自分のブドウ畑でブドウを栽培し、それからワインを作っています。そして、ワイナリーといっても宿泊もできますし、レストランやスパなどもあり、テーマパークのような施設です。この会社の社長である落さんにお話を聞きました。
落さんは大変政治に詳しく、様々な意見を教えて下さいました。ドイツに留学してらっしゃった経験や自身で経営しておられるワイナリーでのことなどを政治にあてはめてお話してくださり、とても分かりやすかったです。
特に気になったお話はメセナについてです。メセナとは、投資とは違い、ある企業が儲けたお金を社会に還元することだそうです。このメセナがきちんと行われている国では、会社が自分の会社の周りをきれいに保っているため、ゴミが落ちておらず、綺麗なのだそうです。日本でこのようなことは日常的には行われていませんので、ぜひ行って欲しいと感じました。そして、お話の最後の方に、政治のことを考えていると結局は<人間育成>すなわち<教育>にいきつくとおっしゃっていて、以前に神谷さんからその必要性について説明いただきましたが、今回この必要性を再認識しました。(岩田)
【snowpeak視察】
1958年、初代社長がオリジナル登山用品を開発した事をきっかけにアウトドアレジャーメーカーとして発展した会社で、約500アイテムが自社開発。他社に負けない絶対的な強みは、「made in JAPAN」であること、商品の永久保証、社長、社員が自らキャンプをして商品の性能を確かめ、アイデアを考えることだとのことでした。
社員同士でのコミュニケーションも大切にされており、会社では毎日違う場所で違う部署の人の隣に座るというルールがあるといったユニークな会社でした。
今、日本にある商品のほとんどがmade in CHAINAで、日本製品というのは減ってきていると思います。それが悪いという訳ではないのですが、やはり日本に生まれてきたからには日本のものを大切にしたいし、日本の物がなくなってきていることは悲しく思います。日本には海外に劣らない技術があるし、安いからといってわざわざ海外にまで日本の技術を持っていく必要はないと思います。ですから社長の日本にこだわる理由がわかりました。そういう会社がこの国に存在しているということは嬉しく思います。このようなこだわりを持った企業がもっと増えて欲しいです。
また、社内でのコミュニケーションを大切にしているというのが、とても魅力的だと思います。会社とは、席が決められていて空気も重たい感じを想像していたのですが、snowpeakでは過ごしにくさは一切感じられず、むしろ居心地のよさそうな雰囲気が漂っていました。会社とは、ただお金を稼いだらいいのではなく、会社を支える社員を支えることも必要なのだなと感じました。私も将来は、このような雰囲気のいいところで働きたいです。
【新潟キャラバン】
キャラバンとは龍馬プロジェクトのメンバーとして、共に活動していただける議員さんを見つけるためのものです。今回は新潟で行いました。熱い仲間を見つけるために神谷さんが、自分がどういう思いで政治をやっているか、龍馬プロジェクトができた経緯、キャラバンという地道な活動を続ける意味などをお話してくださいました。その中で、地方議員だからといって、地方のことだけやっていればいいという訳ではない!と神谷さんがおっしゃっていて、参加していた議員さん達みなさんがこの意見にすごく真剣な顔でうなずいていらっしゃったのが印象的でした。
もちろん地方をおろそかにするという意味ではなく、地方を考えるうえで全体のことまで目を向けなければならないという意味です。そして、直接会ってお話することの大切さを感じました。正直、紙にある説明だけでは熱い気持ちを持っておられる議員さんに神谷さんの思いがとどかなかったかもしれません。ですが今回このように現地に実際に行ってお話することで素晴らしい仲間が増えることになったのだと感じました。(岩田)
文責:岩田真歩 堀口みさき(神谷インターン9期生)