八日の夜は龍馬プロジェクトのSkype会議で仲間の熱い思いを聞いて、
深夜に家に帰っても眠れないから、
新しく買ったブルーレイレコーダーで録画したテレビ番組を見た。
お目当ては、
新しく始まった平清盛。
今度は清盛の父が息子の為に息子を厳しく突き放すシーンに感動して、
また眠れなくなった。
仕方ないからたかじんのそこまで言って委員会を見たら、
橋下大阪市長が出て、
国のしくみを変えないと駄目だ!
みたいな話をしておられた。
その話は、私が二年前、維新の会をつくる時に知事に直訴した内容そのものじゃないか!とプチ切れした。
その時橋下氏は、
「大阪の知事の分際で国のかたちに口を出すなどおこがましい。そんなことは知事の仕事ではない。
君(神谷)も市会議員なんだから、国のこととかいうまえに吹田をなんとかしろ。」
と私に言われ、
こんな考えじゃ一緒にできない、橋下氏に期待していた分、ずいぶんとがっかりしたことを思い出した。
あの時の言葉を覚えておられるのなら、
大阪の市長なんだからまずは、
大阪市をなんとかしろ、と自分にいい聞かせるべきではないのか。
さらに番組が進んで、
津川雅彦氏が出てこられた。
彼のブログをホームページでも紹介したことがあるが、しっかりした保守の論客だと思っている。
その津川雅彦氏が、日本人の美徳を大切にしなければならないと、
提言すると、
橋下氏が「僕もその美徳を学校で教えたい」という趣旨の発言をされた。
これにはブチギレ
ちょっと待て!
私はずっとそうした考えを議会でも訴え、それをやりたくて、2009年に大阪教育維新を市町村から始める会を橋下氏とつくった。
そして、まず教育の基本として徳育をやりたいと我々メンバーが提案したら、
イデオロギーに絡むことはあまりやりたくない。学力テストの点数や芝生化など、見えて分かりやすい改革をやりたい、
と言ったのは橋下氏じゃないか。
その発言を聞いて、橋下氏にはついていけないと怒って辞めたメンバーもいたのに。
(ちなみにその人は今は維新の会)
あの会議に参加していたメンバーが今日の番組をみたらみんなずっこける。
その会議の様子を録画してたはずなので、また見てみたい。
しかし、本当にこの橋下氏という人は、
空気を読んで、また相手を見て、
話を変えたり合わせたりするのが上手い。
政治家が清濁併せ呑むということは、こういうことをやることなのか。
私は見習うべきなのか⁉
日の丸•君が代や今回の美徳に関する橋下氏の過去の議会発言をチェックしてみて欲しい。
津川雅彦氏の思いとは違う発言になっているはずだ。
いみじくも津川雅彦氏は、
美徳は一瞬でわかるとおっしゃっていた。
そのとおりだ。
勢いのある橋下氏に必死にすがりつこうとする国会議員からも美徳は感じられなかった。
橋下氏は上手くかわしていた。
私の発言も議会の議事録に残っている。
また、ブログもホームページもすべて残っている。
私も公人として、あまり人を避難することはブログなどで書かないようにしてきたが、
橋下氏が誕生させた維新の会の吹田市長のやり方を間近でみせられ、
また公共の電波で、自分が関わってきた人たちの嘘みたいな話を聞かされ続け、それに踊らされる大衆をみていると、
気がおかしくなりそうなので、
正直な思いを記す。
私は頑固に一本道を来ている。
その証拠もある。
しかし、私には発信力がない。
よって、まるで正義の味方の維新の会に反発する悪者のように非難のメールを送られる。
ふざけるな!
こっちはずっと同じことをいい続けている。
テレビや新聞の目先の報道に踊らされる人たちよ!
なんで維新の会に入らないんだ、と匿名でいってくる人たちよ!
自分の発言や投票に責任をもってくれ。
政権交代と叫んだ民主党を応援してなかっただろうな。
といい返したい。
国会議員が世論迎合で何もできないと、馬鹿にする橋下氏が、メディアや大衆に迎合していると、私には見える。
いや、煽っている。
彼の政策には、賛同するものもあるが、やはりついてはいけない。
改めてそう感じる午前四時である。
気がおかしくなる前に政治なんて関わるのを辞めるか。
と思ってしまう時もある。
しかし、それでは私を信じてくれたひとが悲しむし、
美しくない。
吉田松陰や土方歳三は負けても美しいのである。
勝てば官軍、と勝ちそうな方にふらふらついていくのは、賢いが美しくない。
津川雅彦氏がおっしゃるように、
今その時に全力を尽くそう。