聴き取りをまとめます!
2008年にこちらで会社を立ち上げた、
今は社員130人。2016年にまでに社員1000人を目指している。
なぜ上手くいったか?
外的要因
日本でのエンジニアの確保が難しくなった。オフショア開発が一般化した。
内部要因
ベトナム人の社員のことを大切にして、尊敬をもち、同僚として育成した。ビジョナリー経営を心がけた。
なぜベトナムか?
これから日本は人口が減るが、ベトナムはこれから人口が増える。ベトナムは人口の六割が三十代以下。国民の平均年齢は27歳(中国は35歳、日本は45歳)
1960年代の日本と同じ状況。
夢があるから前を向ける。
バブル前夜の雰囲気。
ベトナムの強みは、、、
若い、
素直、
チームワークがいい。
No.1になろうと目標をたてると、みんなが一丸になる。怒るとちゃんと反省する。
デメリットは、その裏返し。
経験がない。
気が効かない。
ベトナムは進出ラッシュ。
労賃が安く、クオリティーは日本と変わらないので、IT関連企業がこの半年でも20社くらい出てくる。
言葉の壁はあるか?
言葉は関係ない。日本語で仕事ができる。大切なのはマネージメント。
文化の壁はないか?
日本人社員の多くがベトナム人と結婚している。それが示すように文化の親和性はバッチリ。
技術的な問題はないか?
技術力は高い。英語も日本人よりできるので、プログラミングにはかえって有利。
神谷質問
御社のような活動が今後広がるにつれて、日本の空洞化がすすむが、それは止むを得ないと思う。
御社にとって、日本人に限って言えばどんな人材を求めているか?
正直にいって、ベトナム人と同じことしかできない人材ならいらない。やはり、高いマネージメント能力をもとめる。
内情は、ベトナム人の能力が高まってきているので、社内の日本人は肩身が狭くなっている。日本人の人材育成については私達も悩んでいる。
社内の視察をさせて頂きましたが、
至るところに
スピード&クオリティーという社是が書いてありました。
また、開発した日本むけのアプリを見せて頂きました。
我々が何気なく使うアプリがこうしてベトナムでつくられているのを見て、
不思議な感覚でした。
日本の空洞化はこうして進むんですね。
これはいかんともし難い。
この流れに逆らわず、国内にもお金を回す方法を考えないといけません。
頭ではわかっていましたが、やはり現場をみると、心が反応します。
昼からは学校を見に行きます。