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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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若者が政治家になりやすい2つの理由

ブログ |

知り合いの田村さんのブログを引用します。

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若者が政治家になりやすい2つの理由

$神谷宗幣オフィシャルブログ「変えよう!若者の意識~熱カッコイイ仲間よ集え~」Powered by Ameba

「最年少トップ当選」、「30代市長誕生」など選挙後の地方紙でも、若手候補者の活躍が注目されています。

 ある本によれば、昭和の時代20代、30代の地方議員は全国でたったの300人程度。しかし、平成に入ると、700人以上(2003年次点)に倍増しています。

 そして、今、若手政治家の数は増え続け、最近、特に若手候補者の出馬が急増中なのです。

 その理由は、主に2つあると私は見ています。

・バブル、ネットバブルの反省から拝金主義のアンチテーゼとして、職業選択の際に、社会貢献ややりがいに高いプライオリティーを置く傾向があること
・若者も政治家に転向しやすい環境が揃いつつあること

 ここでは、常在選挙(毎日選挙に身を置く)の私が、「若者も政治家に転向しやすい環境が揃いつつある」という後者について紹介したいと思います。

「若者も政治家に転向しやすい環境」と言える主な理由は2つ。

・かつて必須と言われた選挙の3バン(組織、知名度、お金)の重要性が弱まったこと
・転職志向の雇用情勢の中で、若くして政治家となり、例え辞めたとしても、次の転職を考えることができる

 かつて、選挙は、若者が持ちえない、組織(地盤)、知名度(看板)、お金(カバン)で勝負が決まる世界でした。

 しかし、無党派層が6割を超え、組織票もかつて横行した金権政治も封印されることとなった今の政治環境において、必須と言われた選挙の3バンは重要度を弱め、人本位、政策本位で選ぶ本来の選挙に近付きつつあるといえます。

 そのため、20代30代という若者の政治参加が現実的な選択肢となったのです。

 先日主催した統一地方選挙講演にて、ある受講者(30代)が、「20代で立候補のチャンスがありましたが出馬しなかった。しかし、30代も半ばを過ぎて、今も出馬の要請を仲間より受けるが、その度に20代で立候補していれば良かったと思う。今では、もうその後のリスクに委縮してしまい挑戦できない」と言いました。

 そう。例えば、最年少25歳で当選すれば、1期4年で辞めてもまだ、29歳。さらなるキャリアの転向も可能な年代なのです。

 そう考えれば、若くして立候補するほど、挑戦するのにリスクが低い職業だと言えるのです。

 また、若者の政治参加は、視点を変えれば、若者自身にとっても有権者にとっても、以下のメリットがあります。

◆若者のメリット
・冷え切った雇用情勢の中、資格、学歴不用の転職先として政治家という選択肢が増えたこと
・ある意味、若いというだけでベテラン候補者とは一線を引くオンリーワンポジションでいれること
・今の政治の不満に対する受け皿となれる(汚職→クリーンでしがらみゼロ)

◆地域政治、有権者のメリット
・若い政治家の方が、意見を聞いてもらえるし、言いやすい
・今まで政治の世界の極少数派であった若者世代の代弁者が増える
・若者の参入で、閉塞感があった政治自体が活性化する可能性

 選挙を通じて見ると、汚職事件があればクリーンでしがらみのない「若者」に。事なかれ主義政治家に嫌気がさせば、失敗を恐れない情熱を持つ「若者」に。任せてみたいと想う気持ちも、理解できる話です。

 実は、若手政治家に対する期待感は、今の政治に対する不満の裏返しでもあるのです。

 20代、30代が職業として「政治家」という新しいキャリアの選択肢を増やすのみならず、有権者にとっては、新たな政治家の選択肢を増やすことにもなるかもしれません。なにより、寡占状態で行われていた政治の世界に競争原理が働き、新たな政治の活力が生まれるのではないでしょうか。

 新しいキャリアの選択肢として職業「政治家」を若者が選ぶことは、若者の職業観のみならず、社会・政治にも影響を与える現象となると考えています。

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