2月11日
第三回国護り演説大会 文責:谷山友彦
2月11日の建国記念日に「第三回国護り演説大会」を聞きに神谷議員とともに東京の九段会館に行きました。
今回はそのご報告をさせて頂きます。
この演説大会は株式会社キャリアコンサルティングが行っている演説会で、「世界の手本となる国、日本。その為には、良い文化は伝え、悪くなったところは直す。国の未来は若者の質で決まる。公を考え、やさしい若者をつくる。実力者が要職に就き、誠実に働けば、国はすぐに良くなる。」という理念に従って演説者が演説を行い、予選の後に今回の本選参加者が決まります。
参加者は株式会社キャリアコンサルティングの人間力養成コースを受けている方々で、本選に残ったのは8名でした。審査員は審査委員長 矢野弾氏(株式会社矢野経済研究所・特別顧問)、審査員 酒井信彦氏(元東京大学史料編纂所・教授)、ペマ・ギャルポ氏(桐蔭横浜大学、大学院・教授)、井上和彦氏(ジャーナリスト)、有本香氏(ジャーナリスト)、室舘勲氏(株式会社キャリアコンサルティング・代表取締役社長)です。
まず開会の挨拶・国歌斉唱から始まり、主催者挨拶として室舘氏が挨拶されました。また国護り演説大会実行委員が趣旨説明を行い「戦後日本から『国護り』の意識が消え去ってしまったが、最近尖閣諸島の問題やメドベージェフ大統領の北方領土訪問で再び国民は目覚めかけている。この演説大会を通して全ての世代に『国護り』の意識が根付くきっかけとなることを願っている」という内容を述べられました。
そして演説が始まり、
一人目は清水崇史さん『一隅を照らす生き方』です。唐澤富太郎という戦後の日本の教育に必要なものを江戸時代・明治時代・昭和時代から探し出して「勤勉」・「努力」という結論に至り、生涯を研究一筋に費やして尊敬され続けた彼の祖父のことを語っていました。そして彼も祖父のあとを継いで一人でも多くのリーダーをつくりたいという思いを力強く語り、また私たち聴衆に対しても「一人一人教育者となり、他人の心に火をつけていけば日本を元気にすることができる」と強く訴えかけました。
二人目は平井基之さん『社会へ身を投じる一石となりたい』で、彼の先輩である宮川典子さんが宮川典子さんが山梨で参議員選挙に立候補して輿石氏と争っている姿に感銘を受けて自分が情けなく思えた心情を抑揚をつけて上手く語りかけました。そして日教組の影響力の強い山梨での教育の現状への怒りを表現し、教育再生の活動家として山梨や日本を誇れる人間を育てたいという決意を述べられました。そして聴衆に対しては「あなたにしかできないことがある」と語りかけていました。
三人目は関島真奈美さん『家族の視点から見る自衛隊』です。父親が自衛隊員である自分の家族のことを語り、阪神淡路大震災やイラク派遣の時に自衛隊をバッシングする一部の人々への悔しさ・怒りを心を込めて語り、自衛隊の人々のための活動を伝えていきたいという思いを述べられました。
四人目は武捨裕太さん『強くあれ、日出づる国 日本』です。民間企業の社員であり、埼玉県三郷市の行政改革推進委員でもあった彼は学校で日の丸を掲げない状況をユーモアを交えて語り、子供たちに日の丸の歴史を伝える授業や武士道のような日本古来の精神を伝える授業をしたことをエピソードを交えて面白く語られました。
五人目は星野薫さん『日本の古き良き歌』です。まず「故郷」の歌で聴衆の心をひきつけ、「故郷」にはふるさとの大切さが詠われていることを歌詞を引用して語りました。そして音楽の教師をしている彼女がつまらなそうに歌っている児童に日本の民謡の良さを語ったところその児童の態度が変わったというエピソードを挙げて、良い民謡で日本人のこころをつなぎたいと語りました。
六人目は齋藤惇さん『教科書に挑む』で、小学校の社会科の授業で子供たちに間違った歴史を教えることを問題視し、授業で生徒たちに歴史の裏話を話すようにしたところ生徒たちが自分で日本の歴史を調べるようになったというエピソードを挙げ、子供たちには歴史から日本を好きになって日本を支えてほしいという自分の思いを述べられました。
七人目は高橋明子さん『かぎりなく美しい祖国を守れ-英霊たちの言の葉と語り部達の闘い-』です。特攻隊員で生還した祖父が世間からバッシングされたつらい体験を語り、同じような戦後バッシングされた特攻隊員たちの思いを生涯忘れずに伝えていきたいという強い思いを気迫のこもった口調で訴えていました。
八人目は三浦暁史さん『台湾李登輝に宿る日本精神、今こそ団結のとき』です。台湾が中国に飲み込まれそうな状況への危機感を語り、李登輝と面会した際のことを語っていました。その際李登輝が大事なものは「勤勉さ」「誠実さ」「国を守る誇り」であり、これらを日本から学んだと語ったことを挙げて、若者は自分の国が何であるかを考えて中国などから国を守るために団結するべきだと訴えていました。
演説が終わると人間力養成コースの修了式があり、優勝者発表と審査員からのコメントがあり、優勝者は武捨さんでした。審査員からは「行動の結果を語る姿は素晴らしい」
「日本の外からの視点がほしい」などの講評がありました。
この演説大会を見たことは私には非常に良い刺激となりました。演説された方々は私よりも数年年上の若者で、語り方の上手さに感心したということもありますが、むしろ「国護り」について語ることができる信念を持っていて、実際に行動している方々もいらっしゃるということに驚きました。大学で政治も学んでいる私としてはただ学び続けるだけでなく実際に何か行動してみることの大切さを感じました。その為にはそのようにできるだけの行動力を少しでも早く身につけたいと思います。また一人でも多くの若者がこの演説会を見て考えるきっかけとしてほしいと思いました。
以上でご報告を終わらせていただきます。 文責:谷山友彦
第三回国護り演説大会 文責:清水秀展
2月11日建国記念日、私は東京にある九段会館で行われた「第三回国護り演説大会」を
拝見させて頂きました。その様子を少しでもお伝え出来ればと思います。
本大会の趣旨は、「世界の手本となる国、日本。そのためには、良い文化は伝え、
悪いところは直す。国の未来を担い、公を考え、優しい若者をつくる。
実力者が要職に就き、誠実に働けば国はすぐに良くなる」
この理念に基づき政治、食料の安全確保、伝統文化の保護、安全保障といった幅広い分野から
演説者が独自の「国護り」を選定し、聴衆に訴えかけるというものです。
今回集まった600名近くの応募者は第一次審査、第二次審査、そして第三次審査を
通して厳選され、通過した残り8名のみが本戦に出場することが出来ます。
演説時間は7分間、年齢さがそこまでない20代の若者自らが思う国護りを堂々と演説する姿に私は感銘を受けました。
一人一人が今の日本に対して何かしらの危機感を持ち、未来の日本に希望を持つためにその危機感を伝えていく必要がある。
演説を聴いているとそのような感情が湧き上がりました。
今大会で優勝されたのは、昨年に続けて2連覇を達成された「勁くあれ日出づる国 日本」を
テーマにして演説された武捨裕太さん。地元の三郷市にある小学校で国旗掲揚運動を行い、
子供たちに日の丸の大切さを歴史から伝えると共に、
国家のトップである政治家が持つ日の丸に対する愛着心のなさを改善するため、
今後は政治家となって武捨さんなりの国護りを行うそうです。
言葉だけではなく、己の国護りのために人生を捧げている彼らを見て、
素直に心から素晴らしいと思えました。
「国護りは難しいことではありません。人それぞれが自分なりの国護りを考え、
それを伝えていくことが何よりも大切です」と演説者の方が言われたことを忘れません。
正直なところ、今まで政治を含めて国の様々な問題一つ一つにあまり関心がなかった私ですが、
今回のインターンを通して何かに危機感を持って伝えていく若者と出会うことで、
私も自分なりの国護りに繋がるものを見つけ、
それを多くの方々に伝えることが出来る人となりたいと思いました。
最後に、今回このような席に出席することが出来たことを市民の皆様、
そして株式会社キャリアコンサルティング・スタッフの方々に心から感謝しています。
ありがとうございます。
文責:清水秀展
国護り演説大会のWEBサイト
http://www.c-consul.co.jp/kunimamori_3rd/
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