昨日の橋下知事 囲み取材
【吹田市長選】
Q 吹田市長選挙に井上哲也議員が出馬されるとのことだが。
A 正式表明されたのか。
Q まだだと思う。
A いま内部でいろいろ話をしているところだと思う。私もまだ正式な報告は受けていない。
Q 維新の会の議員が都構想から少し外れたところで市長選挙に出られるということについてはどうか。
A 大阪維新の会そのものの活動ではない。朝日新聞の調査で吹田市など市町村の給与のわたりの問題など出てきたが、その中でも、問題ある給与制度の筆頭格が吹田市。そこを改めるということであれば維新の会の考え方と合う。ただ、維新の会は都構想。いま周囲の市町村を絡めて議論していないので、維新の会そのものの活動とリンクできるかというと、今の段階では難しいかと思っている。
吹田市は中核市になっていただかないといけない。中核市になると財源で損をするといった議論があって吹田市は踏み切れていないが、井上議員が吹田市を中核市に持っていくといった方針を出してもらえるなら都構想に近くなってくると思う。権限と財源をしっかり持った基礎自治体ということで、中核市というのは特別区よりはるかに自律的に運営できる。府域内に中核市がどんどん増えてくるというのは大賛成。
【地域政党】
Q 吹田市に「新選会」という地域政党がある。市レベルでの地域政党についてどう思うか。
A いいのではないか。民主党があれだけ「地域主権、地方分権」と言われておきながら、民主党が一番党として地方分権できていない。政治主導というのであれば、行政を地方分権するには政党自身が地方分権しなければならない。国の仕事、都道府県の仕事、市町村の仕事、役割分担を明確化していけば、それぞれの階層で国政政党とは違う地域の政党ができるというのは自然な流れ。世界の流れではないが、日本独自の流れでいいのではないか。