吹田市立第五中学校を視察しました。
*校長先生の学校紹介
吹田市立第五中学校は来年創立50周年を迎えます。
子どもたちは人なつっこく明るく元気です。
日々の教育活動を通じて当たり前のことが当たり前にできる子どもたちの育成に努めています。また、体育大会・文化祭・
合唱コンクールを3大行事として全員参加で一人ひとりが「熱い熱い」思いをもって取り組んでいます。
生徒会活動も活発であいさつ運動や校内美化活動を積極的に進めています。本校の生徒の役9割以上が「学校が好き・学校が楽しい」
と考えており、子ども同志の絆が非常に強い学校です。卒業後も多くの生徒が地元に残り親となって本校に関わってくれています。
地域の協力も絶大です。
3年前に始めての学校訪問を受け入れてくださった金尾校長。学校は変わられても教育への姿勢は変わっておられませんでした。
学校の子供たちの様子をいきいきと語ってくださりました。
(校長先生との懇談)
地域
卒業生が地域に残っていることもあり、
学校のムードが昔と変わらず、昔ながらの良さが残っている。
学校内での様子を説明、
透明化し、地域で子供達を注意するなど協力している。
生徒の様子
人なつっこく、
明るく元気で、反応が良い
先生とのコミュニケーションが取れており、
良い関係が出来ている
体育大会・
文化祭・合唱コンクールなどの行事がクラス対抗で競争し良い雰囲気
生徒会
1学期に2回校長先生との話し合いの機会を持っており、
その時に要望を持ってくる。
「キンキラ運動」
と名付けて毎週金曜日の昼に美化委員が中心となって校内を一斉清掃。活動は積極的。
築50年近く経っており、かなりの老朽化が目立ちました。校舎も増設に告ぐ増設で、迷路のようになっていました。
生徒も落ち着いた様子で授業を受けていました。ただ、教室の温度があまりに高いので口々に「暑い、暑い」といった声が漏れていました。
ちなみに夏季は暑いのでジャージ登校を認めてしのいでいるそうです。
ある教室ではプロジェクターをうまく使った授業が行われていました。黒板をいちいち書かなくていいので、授業の進行が早く、
子供たちも集中して聞けるようです。
大きなクラス旗が体育祭の盛り上がりを感じさせます。
*神谷コメント
校長先生が熱心に学校の様子を説明してくださったので、それだけでも学校の雰囲気が良く分かりました。
アンケートでは子供らの9割が学校が楽しいといってくれているそうで、訪問して顔を見ていてもそれが分かる気がしました。
学力も大切ですが、子供が元気で楽しそうにしてくれていればそれが一番嬉しいです。
もっと元気な学校が増えるように頑張りたいと思います。まずは施設面でなんとかしないといけいないと思います。
初めて訪問したインターン生のコメントが様子を良く捉えています。
*インターンコメント
今回の学校訪問で感じたことは、子供たちが非常に元気だということです。
その元気を行事などで使って、
クラスが一致団結して競争しているということでしたが、実際にクラスの見て回った感想でも、クラス内で非常に仲が良く、
良い雰囲気だと感じました。先生も子供たちと積極的にコミュニケーションを図り、
子供のパワーの表現の仕方に先生方がとても気を配っているからこそ、このような状態が築けたと気づくことが出来ました。今後、
行政も学校の設備を含め、子供たちと先生がよりよい形で学べるように環境を作っていくことが大切だと感じました。
(白瀧)
**********
今回第五中学校を訪問して感じたのは、教育がいかに大切かということです。
第五中学校では行事を通して生徒の教育を行っていました。
生徒たちには活気があり、生き生きと生活していました。実際生徒の学校への満足が非常に高いというお話もあって、
生徒にとって過ごしやすい環境を学校と地域が支えているということが分かりました。生徒会の話からも生徒が自発的に活動し、
仲間の大切さを学んでいるのが素晴らしいと思いました。コミュニケーションが少なくなってきていると言われますが、
この学校では人と人の信頼や関係を大切にする教育を行っていて、そのことは社会で生きていくのに必要な能力です。
周りの人のことを丁寧に考えて行動できる人材を育てているというのは今後の社会にも必要になってくると思いました。
(石村)