津雲台小学校を訪問しました。
*校長先生の学校紹介
阪急山田駅から歩いて約15分。大規模住宅開発の千里ニュータウンの中に、1964年(昭和39年)に開校、児童数382人です。
一番児童数の多い時は、1614人(37学級)というマンモス校でした。広い敷地には緑があふれ、
古江台中学校ブロックの共通の取組としてABC運動(あいさつ・ベルと同時に着席・クリーン)や、
週2回朝時間に全校一斉読書に取り組んでいます。運動会や遠足はもちろん、校内音楽会・図工展、児童会主催のつくもまつり・
全校かけあしと楽しい行事がいっぱいです。保護者全員当番の「安全見守り隊」や、地域の方々の「青色パトロール隊」は、
水曜日の放課後運動場での「太陽の広場」等、児童の通学や遊びの安全を見守り活動も活発です。また、「総合的な時間」での昔遊び、
高齢者の方々と給食を楽しく食べる福祉交流も続いています。
初対面ながら構えることもなく、闊達に学校の紹介をしてくださった岩城校長先生。津雲台小学校が良い学校であると、
心から思っていらっしゃるのがお話から良く伝わってきました。
(校長先生との懇談)
ニュータウンなので、多い時は1600人を超える児童を抱えるマンモス校だったが、
現在は一学年2~3クラスのこぢんまりした学校になっており、児童一人一人に目が行き届き、
児童を取り巻く人間関係や家庭環境をよく把握できているとのこと。
また学校ボランティアについては、学校のためにボランティアとして参加してくれるのは、敬老会など高齢の方々が多く、
若い層の参加率は大変低いとのこと。それでは子どもや保護者の横のつながりができないので、学校・
地域の教育力を上げるためには若い層の参加が重要であると考えているなんとかして参加率を上げていきたいとのこと。
さらに、学校に関心を持っていただいたり、
活動を伝える目的で毎日HPの更新をしている。
子供たちは落ち着いて授業を受けていました。
ほとんど全ての学年の授業を見せていただきました。
校庭も広く、緑も多いので、
恵まれた環境があると感じました。芝生化なども検討しても良いのかもしれません。
職員室も見せていただきましたが、
明るくて整理整頓ができた良い職場でした。
掲示物が多く、
校舎に色があって明るい印象の学校です!
しかし、他のニュータウンの学校と同じく、
老朽化が進んでいます。
なんとかしてあげたいものです。
*神谷コメント
落ち着いた印象の学校であった。
吹田らしい小学校といった感じである。
当校が持つ課題は、
ニュータウンの学校にどれも共通したものであると感じた。小学校は35校中29校の学校をまわり、
地域ごとの課題や共通する課題が見えてきた。今回の訪問では、それをしっかり確認できた気がしている。
今後はそうした課題をどう改善していくのか、私自身の課題である。
*インターンコメント
津雲台小学校の校長先生はとても気さくで元気のよい方でした。印象的だったのは、
連休よりも日直が楽しみだという子供の話でした。日直は朝の会などでみんなの前に出て号令や話をするから楽しいそうです。
仲の良いクラスなんだろうなぁと思いました。ただ、津雲台小学校は校舎がかなり古くなっていて、
ドアで手を挟んでけがをする人もいるそうです。子供達が毎日使うものなので、お金はかかるのでしょうが部分の改修ではなく、
校舎の建て替えを早く行うべきだと感じました。(橋本)
明るく広い校舎で、子ども達は目が合うと恥ずかしそうにしながらもきちんと挨拶をしてくれる、素敵な学校でした。
校長先生もとても明るく元気な方で、積極的に、具体的にお話をして下さいました。校長先生のお話を伺っていて、
現場の先生方が抱えていらっしゃる費用面での苦労に驚きました。
学校行事や授業作りのために必要となる経費はきちんと全額支給されていると思っていました。経費に限ったことではありませんが、
よりよい教育、豊かな教育のためには、教師の負担を軽減し、労働環境を改善することが大切だと考えます。そもそも、
教師にとっての理想の環境は、子どもたちにとっても保護者や地域の方々にとっても理想の環境なのではないでしょうか。学校や家庭、
地域の助け合い、不安のない、やりがいに満ちた指導、綺麗な校舎、快適な学習環境…学校の頑張りだけではこれは実現できません。子どもたちのために、行政、家庭、地域、
皆が協力しなくてはならないと思います。(吉本)