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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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岸部第一小学校 (訪問日 平成21年9月10日)

視察・研修報告 |

岸部第一小学校を訪問しました。

*校長先生の学校紹介

 本校は、
創立
131年目を迎える伝統ある学校です。
現在、児童数
307名と小規模ながら、
学力保障、人権教育の充実、人間関係づくりに様々な取組を行っています。基礎・基本の確実な定着のために、高学年は、
担任及び学力保障プロジェクトがきめ細かく指導する「岸一タイム」、低学年は、放課後の学力保障の「きらめきタイム」、
家庭学習支援のための「アップリント」、算数の時間の導入時の反復学習「ウルトラタイム」等に取組み、また、
豊かな人権意識を持つ子どもを育成するために、人権総合学習の実践と「人権学習発表会」をはじめ、
「セルフェスティームコーナー」や国際交流、異文化理解を深める「ルックワールド」、地域 の人権作品街頭展示「人権ガード展」等、あらゆる取組を展開しています。

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昨年まで教育委員会にいらっしゃった桂樹校長。面識があったので、
気さくに現場の様子をお話くださいました。

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懇談のまとめ:岸部第一小学校は
「自尊感情」、「学力保障」、「コミュニケ―ション能力」の三つに力を入れており、
特に学力保障に関しては放課後の学習として週
1,2回、
13年生の児童を対象に
「きらめきタイム」に取り組むなどすること学力向上を図っている。「自尊感情」については、
まず自分に自信を持たせることを主眼とし、
その上で他人に対して優しく接することのできる子に育てるということを目標としている。


学校側の、上記3つの教育目標実現のためのさまざまなアプローチにより学校全体は活気づいているが、
児童の中には学校に寝坊で遅れる児童や不登校の児童もいる。この原因は児童各々により、様々な理由によるものであるが、
根本的な原因ともいえるのは学校生活の習慣以前に家庭での生活習慣が身についていないということが挙げられる。こうした児童も含め、
子供に必要なのは自分にとっての身近なモデルであり、それはまさに親・兄弟・姉妹なのである。親や家族の児童に与える影響は大きい。

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体育祭の準備もあったようですが、子供たちは落ち着いて勉強していました。

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学校に入ってすぐのところに、手作りの水車やビオトープがありました。
各学校のこうした独自の取り組みが子供たちの良い思い出になればと願います。

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9月9日に引き続き連日、学校給食を頂きました。こちらも非常に美味しかったです。
ちゃんと給食があるって素敵なことです。


神谷コメント

 校長先生とは学校の様子について非常に深い話ができた。上記でも簡単に触れたが、
先生とお話していても、家庭の教育力をどう高めて良くかがやはり大きな課題であると感じた。
子育て世代の大人の学ぶ場をなんとか作らねばならない。またそこに参加してもらわねばならない。
難しい課題であるが、教育の問題を突き詰めていくとどうしてもそこに行き当たる。また、
若年化する学校の先生方の研修の充実とレベルアップも課題であろう。何とかしてあげたいが、
市議会議員の自分に出来ることはそう多くはない。理解者を増やして皆で進めていくしかないのであろう。


インターン生のコメント


今回で
3度目の学校訪問でしたが、
これまでの学校とは異なり、学力向上にかなり力を入れているということが感じ取れました。少人数・
教員
2人の教室は言うまでもなく、
「算数ルーム」という教科専用の教室があることには驚きました。また学校長の話でもあった、
放課後の授業等の開設などは今の時代を反映しているのかなと思いました。
3度の学校訪問で必ず出てくる行政への要望がエアコンの設置の問題です。
授業量増加して夏休みを削るにも関わらず、エアコンを設置しない行政には矛盾を感じます。暑い中、
生徒児童に対して授業に集中できる環境づくりをしないと、いくら「学力低下」を受けて授業量を増やしても、
効果は期待できないと思います。行政側の思惑は、実際の教育現場と噛み合っていない部分があるので、
そこを何とかしないと先へは進めないのではないでしょうか。(山際)

**********


岸部第一小学校に視察に行かせていただきました。校舎はだいぶ古く、傷んでいる箇所もありましたが、校庭が広く、
生き物がたくさんいる暖かい雰囲気の学校でした。校長先生と教頭先生にお話をお聞きしましたが、お二人ともお話をしやすく、
子どもたちのことを第一に考えておられました。特に、私がお話をお聞きして気になった点は、授業に担任の先生一人だけでなく、
3人ほどの補助をする役割の先生やボランティアの方がいるということです。実際に授業も見学させていただきましたが、教室に2、
3人の先生が入り、子どもたちに指導されていました。小学校のように先生一人にたいして、児童が何十人では、
やはりきめ細かな指導はできませんが、3人いれば先生も少し負担が減りますし、児童もわからないことを先生に聞きやすいとも思いました。
学校側も色々な対応策を考え、試行錯誤を重ねているのだと思いました。
(新海)

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