岸部第二小学校を訪問しました。
*校長先生の学校紹介
岸部第二小学校は、岸部小学校から分離して創立以来、36年を迎えます。
きらめくちえ
しなやかなからだ
にっこりわらえる
なかまをめざし、
こころをあわせて
がんばろう
の岸二っ子をめざし、
①いのちの大切さがわかり、
自他ともに大切にする心の育成
②確かな学力の定着と向上(特に国語の学習を通して)
③多文化共生教育などの特色ある教育活動の展開
④家庭・地域と連携した豊かな学校づくり
を進めています。
議員になって間もない頃、佐竹台小学校を訪問し懇談させていただいた佐々木校長。
前回お会いしたときは私もまだまだ勉強不足でしたが、あれから2年で随分と勉強させていただきました。それを感じて下さったのか、
学校の様々な課題を忌憚なくお話くださり、現状が良く分かる懇談をさせていただきました。
高学年のクラスを訪問した際には、児童から質問を受け、
市議会議員の仕事内容や議員になった経緯などを簡単にお話させていただきしたました。少しは関心をもってもらえたでしょうか(汗)
当校は、
近隣に様々なアジアの国の方々が多く住んでいるということで、中国や日本の文化や言語を学ぶパンダ教室があります。
現在は、
中国で生まれ育った男の子が日本語を勉強しています。7月に岸部第二小学校に来たそうですが、
先生が日本語で話しかけると理解しているようでした。また、放課後に日本人の子供たちとの交流もあるそうで、
小学生の頃から多文化教育を行うことで、多方面からのものの見方のできるようになって欲しいと思います。
当校では、
朝ごはんを食べることを推進したり、学校の中に畑を作り食物を作ったりすることで、きちんと食べることの大切さを指導されています。
学校内の畑には管理をしてくださるボランティアの方々がいらっしゃいました。
実際に畑で泥んこになりながら農作業するだけでも豊かな学びになると思いますが、
ボランティアの方々との世代間交流もまた子供たちの財産になると思います。
久々に、給食を食べさせていただきました。吹田の学校給食は自校調理ですので、学校ごとに味も違いますが、
当校の給食も非常においしかったです。あっという間の完食でした(笑)
栄養バランスもしっかりしている給食を私も毎日食べたいものです。
小学校に到着して目に入ってきたのは校舎の隣の草むらで遊ぶ子どもたちととんぼ。
そして、その傍らで学校内の畑を手入れしてくれているボランティアの方々。牧歌的で田舎を思い出しました。
こんな贅沢な緑がある学校は吹田では始めてみたかもしれません。
*神谷コメント
いくつかの学校の課題もお聞きしたが、
それでも子供たちの笑顔を多く感じれる素敵な学校だった。
ボランティアの方々の協力や多くの緑が子供の心を支えてくれているのではないだろうか。
学校訪問で一番衝撃を受けたのは、
中国からやってきた6年生の読書感想文の内容であった。中国語で書いた文章を日本語訳したものだと言うことだったが、
それでもその文体や内容から感じる力強さには、日本の小学生にないものがあった。やはり教育なのだ。
幼児期や小学校の教育が、
人を作る。もし、中国の子供たちが皆私が会った少年のような文章を書けるのであれば、
日本の子供たちは将来太刀打ちできるのであろうか。
学校の様子よりこちらが頭に残った学校訪問であった。
*インターンコメント
今回は二回目の学校訪問だったのですが、今回も子どもたちの元気に圧倒されました。
六年生と一年生の国語の授業を見せていただいたのですが、どちらも積極的に発表して、授業に参加していました。特に一年生の授業では、「女」
という漢字の授業だったのですが、先生が黒板に一画ずつ書いて、その最後がとめたのか、はらったのかなどを発表する形をとっていました。
このようにすることで、基本的なところが頭に入るのだろうと思いました。また、発表の後に「聞こえましたか。」と発表者が聞き、他の生徒が
「はい。」と返事をすることで、一人ひとりの発表を大切にしていました。その上で、発表する前にも同じように、
他の生徒に対する呼びかけをするとなお一層良いと思いました。(橋本)
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子供たちが悪くなるのは教師の怠慢だと仰る方が多い中、大学の教職の講義を受けながら、
私は悪いのは教師ではないのではないかと思っていました。今回見た授業では、教師の創意工夫が感じられ、
現場の方々は真剣に教育に取り組んでいらっしゃると感じました。
このような教師の方々に対して感謝の意を表すのが当然ではないかと私は感じました。義務教育が定着して大分たった現在、
教師が我が子を教育するのが当たり前だという感覚にとらわれた方々が多いように感じます。
宅急便や美容などの効果が目に見えることに対しては、感謝をされている方が多いと思いますが、
目に見えないものに感謝するという日本人固有のすばらしい考え方をもっと大事にした方が良いのではないかと思います。また、
その感謝により教師の意欲や熱意が高まり、より良い教育を我が子に間接的に授けられるということを考ても良いのではないかとも思います。
(清野)