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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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片山小学校 (訪問日 平成21年9月3日)

視察・研修報告 |

片山小学校を訪問しました。

*校長先生の学校紹介

 本校は今年創立30周年を迎えました。現在、11月の記念式典の開催に向けて準備の真っ最中です。 創立当時から大規模校で、最高時には1500名にもなろうかという児童数でしたが、 今年度は900名弱とほどよい数になっています。際立っての特色はありませんが、目指しているのは、本校に関わるだれもが 「心地いい」と感じる学校づくりであり、特に子どもにとっては学びがいのある学校づくりです。そのため、 学びの環境の基本として生活規律・授業規律の徹底に力を入れています。これについては、「話を静かに聞くことができる」 「指示を受けとめ行動できる」「挨拶ができる」等、6項目を片中ブロックの共通指導項目として確認しています。 これらの取り組みによって、ここ数年は非常に落ち着いた雰囲気の学校になっているといえます。

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学校の様子を非常に丁寧に説明してくださった大沢校長先生。お話していて感じたことは、校長先生の頭の中に明確かつ具体的な教育プランがあり、それに基づいてしっかりと取り組んでおられるという自信でした。

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 若手先生も増えてきた今日、手探り状態で生徒に対してどう対応すればよいのか困惑する先生もいるかと、数年前有志の先生が作られた当校オリジナルの 「小学校学級経営について」という手引き。年間行事の意図を把握したり生徒への対処法などを学んでもらう内容。大阪府教委をはじめ、他の小中学校からも多数要望を受け、この冊子を提供しているとか。

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児童が非常に元気で、良い地域なのだろうなと感じる授業参観でした。

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運動会前で、みんな熱心に練習していました!!

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創立【30周年を迎える小学校、議会でも繰り返すように校舎の傷みは激しい。

開放廊下が老朽化に加速をつけている感じがします。

*神谷コメント

 まず、学校に活気を感じた。どこがというのは難しいが、児童の特性か、児童数の多さか、とにかくいくつも学校を回っていると自然と感じるようになる感覚である。

 校長先生のお話の節々から明確な教育プランをもっておられると感じた。そのコアとなるのが小中ブロックの連携であろう。 毎年夏に片中ブロックの140人を超える教師が全員参加で情報交換をする場を設け、秋には片山中学校の体育祭に小学校6年生の児童が参加するといった機会を設けている。また、公開授業にも力を入れておられ、ロックに属する学校が、順番に毎年1校、公開授業を行い、それを各校の先生が見に来るというものである。このような取り組みの説明は片山中学校でも聞いていたが、認識にブレがないところがさすがだなあと感じた。このような取り組みで小中の先生方のレベルアップが図られていることは間違いないであろう。

 今後は教科教育の連携も目指されるということで、吹田の小中一貫教育のモデルとなる地域の一つであると感じた。

*インターンコメント

 

 

 今回訪問させてもらって思ったことに、どの小学生に挨拶しても必ず挨拶し返してくれたりニッコリしてくれるということがあります。小学生の顔や元気さを見ればその学校が分かるということを以前聞いたことがありますが、全くその通りだと実感しました。当たり前のことですが、小学生が元気な学校、これこそが学校のあるべき姿なのだと思いました。一方で、驚いたことに教師が3人体制で授業をしている教室や、まさに「少人数教室」と名の付く教室があったのです。学校側がこうした取り組みをする一方で、僕には何か学校側に焦りがあるからなのかなとなんとなく思っていました。というのも、ゆとり教育の弊害による学力低下が叫ばれ、それを受ける形で授業量の増加などが行われつつあるなど、教育現場に動きが見られるからです。学校長からもクーラー設置など学校の現状を話していただき、まだまだ教育現場は改善すべき点があることを再認識でき、教育現場をまた別の視点でとらえることができた機会になったと思います。(山際)

 

 

 子供達も先生方も明るくて、活気のある学校でした。校長先生のお話の中では、特に「片中ブロック」が印象的でした。その頼もしい連携プレイのもと、片山小学校の子供達はきっと創意工夫に満ちた大変室の高い教育を受けているのだろうなと思いました。ただ、校舎は老朽化が進んでいて、ところどころ壁面がはがれていたり、パイプや時計の錆が目立っていたりしました。また、教室前は開放廊下なので明るいですが、校舎内には太陽の光が届かず、照明も不十分なために暗く感じる場所がいくつかありました。やはり校長先生も神谷議員もおっしゃっているように、子供達が毎日長い時間を過ごす校舎ですから、綺麗で明るい場所であってほしいものです。(吉本)

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