吹田第一小学校を訪問しました。
*校長先生の学校紹介
本校は、
明治7年に大3番小学校として産声をあげて、今年で133周年になる伝統のある学校です。
地域には、
多くの商店街、旧市街地の住宅、マンション、工場等があります。保護者も本校の卒業生が多く、地域からもクラブ活動、読み聞かせ等、
学校に対して、いろいろ協力して頂いており、また、地域の催しも豊富です。子供達は、素直で明るく、元気いっぱいです。学校では、
努力目標として、国語力向上に取り組み、授業研究だけでなく音読集会、読書活動、日々の発表活動等、学校生活全般を通して取り組んでいます。
また、学校行事、
学年行事だけでなく、児童会活動や全市的な催し、課外クラブなどで、子供たちは様々な体験活動に取り組んでいます。
学校訪問の少し前に、市民の方の要望で学校のトイレを視察しに来ていたので、今回で2回目のお話となった安田校長。
2回目となるとお互い緊張もなく、気さくに学校の様子をお話しいただけました。
校長先生自らパソコンを使って学校の様子をプレゼンしてくださいました。今までの学校訪問ではなかった斬新な説明でした(笑)
学校の卒業生に村上三島(むらかみさんとう)さんがいるということで資料を見せて頂きました。
吹田市出身の著名人てたくさんいるんですよね。社会で活躍する先輩の様子を子供たちに知ってもらい目標にしてもらいたいものです。
*村上三島(むらかみさんとう) 説明
村上 三島(むらかみ さんとう、本名 村上 正一、むらかみ まさかず、
1912年8月25日 - 2005年11月20日)
は、愛媛県越智郡上浦町
(大三島、
現在の今治市)
出身の日本の書道家。
従三位勲三等旭日中綬章。
文化勲章受章者。
大三島で生まれ育った後、大阪府三島郡
(後に高槻市となる)
に移る。雅号「三島」は大三島と三島郡に由来する。
中学時代から、書に親しんでいたが、工業学校在学中に股関節カリエスに罹り足が不自由になったことから、
15歳で好きな書道の道に入る。昭和2年
(1927年)片山萬年に、
昭和20年 (1945年)辻本史邑に師事し、
昭和23年 (1948年)日展に書道部門が新設されたのを機会に
「杜甫九日詩(とほきゅうじつし)」を発表し、入選する。昭和24年
(1949年)、昭和27年
(1952年)の両年、日展で特選を受賞する。また、毎日書道展や日本書芸院展などに作品を発表し、
昭和39年 (1964年)「秋分思子」で日展文部大臣賞、昭和43年
(1968年)「杜甫贈高式顔詩」で日本芸術院賞を受賞する。
日本の書道界においては、
唐以前の中国に範を取っていたのに対して、三島は、中国・明末の書家、王鐸(おうたく)の草書連綿体を研究し、篆書、隷書、楷書、行書、草書を駆使して、
躍動感に充ち格調高い中に温かさを備えた独自の書風を確立した。
校舎は大変古く、バリアフリーなど考えると問題も感じるのですが、
職員室や校長室などは歴史の重みを感じさせてくれる味のある建物でもあります。
面白いのは右の写真、四階を作ることを計画していたのでしょうか(笑)
ただ、1か所早急に手を入れてほしいのは左の写真のトイレです。教室のすぐ横にあり、夏場などは匂いもひどいとのこと。
改装すると右のようになるわけですから違いは一目瞭然です。実際に訪れて問題があると思ったので、学校施設科にお願いしました。
校舎は古いのですが、さまざまな掲示物で校内に色どりがあり、暗いイメージはありません。
クラスの様子はやはりニュータウンの学校とは違う雰囲気です。下町というのか、アットホームというのか、
自分の通った福井の小学校を思い出させるものがありました。
*神谷コメント
保護者の多くが当校の卒業生が多いということもあってか、地域との交流も盛んであるとのこと。
言われてみれば田舎の学校は大概保護者は卒業生であるから、母校愛のようなものが当然あるので、
恩返しの気持ちもあり学校への関わりも結構積極的におこなっているのであろうと気づいた。そう思うと、吹田のような都会の街で、
学校と地域がうまく連携できているのは素晴らしいことだ。当校のように保護者と地域が近い地域ばかりではないのだから。
また、当校はブロックの小中連携も上手くいっているとのこと。これも地域力の表れかと思う。登校のように地域の方々が
「自分たちの学校」という意識をもって、学校を応援してもらえる地域が増えていくのを手助けできる活動にしたいと感じた。
*インターンコメント
校舎がたくさんの作品や掲示物で飾られており、
生徒たちが、明るくすてきな環境でいきいきすごせている印象をうけました。図工展の前にお伺いしたこともあり、
教室にも多くの力作が並んでおり、図工の時間を懐かしく感じましたこのようにお披露目の場があると、
子供たちもより一層授業の取り組みにも力が入るのでとても良い取り組みであるとおもいました。(田中)
全体を通しての印象としては、やはり校舎の古さが目立っている気がします。
決して汚いわけではありません。しかしあきらかに老朽化しており、改修の必要性を強く感じました。
しかし一方で、
廊下には児童が書いた作品が多く掲示しており、歩いていてすごく気分が和みました。
また子どもたちも間近に控えた作品展の準備を一生懸命しており、校内全体が活気にあふれていました。この元気な子どもたちのためにも、
しっかりした環境を整えていかなければならないと強く感じました。(寶代)