「百聞は一見にしかず」とはよく言うが、今回の壱岐・対馬への神谷議員との視察同行は、現地に足を運ぶ事でしか得られ無い貴重な情報があることを痛感させられるものとなった。
事前学習を済ませ、問題意識を高めて上陸した対馬では、マスコミに流れる情報と現地の住民との温度差に神谷議員と共に肩透かしをくらったが、裏をかえせば私達の周りに溢れる情報が多かれ少なかれデフォルメされているという事だろう。
対馬で騒がれているのが領土という大変重要な問題だけに過剰に反応するくらいで丁度良いのだと言われてしまえばそれまでだが、今現在対馬の住民が抱える本質的な問題とはズレがあると言わざるを得ない。
神谷議員と一時間以上に渡って話し合う市の職員の姿からは、対馬の現状を正確に理解して欲しいと言う思いが伝わってきた。
今回の神谷議員の視察報告は対馬市民の生の声を吹田市民に届けるものになっていると思う。
また、今回神谷議員と活動を共にする中で、政治家として広く問題意識を持つ事の重要性に気付かされた。
政治家として行政を動かして行くためには大きな視野で物事をとらえる事が求められる。
他の国や都道府県、市町村の問題に無関心であっては政治家として大局的な見地から善悪、正誤の判断など出来ないだろう。
21世紀の世界情勢の中で、日本という国の大阪府吹田市という自治体がどうあるべきなのか、吹田市の子供達にどのような教育を実施するべきなのか。
「世界に通用する子供達を育てたい」と公言する神谷議員の活動スタンスは常にここにあるのではないかと思う。
そして、幅広い問題意識を持つ事は何も政治家だけに求められる事では無いと、我が身を振り返る良い機会を与えてくれた神谷議員とこの旅に感謝したい。