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神谷宗幣 (かみやソウヘイ)
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青山台小学校 (訪問日平成20年12月3日)

視察・研修報告 |

青山台小学校を訪問しました。

*校長先生の学校紹介

青山台小学校は本市の北端に位置し、
すぐそこに箕面連山を臨み、青山台公園や背後の雑木林に囲まれた、吹田市では希有の自然に恵まれた環境の中にあります。
周辺の木々は季節ごとに色鮮やかな風景を映し出してくれ、箕面の山々からウグイスやセキレイ、シジュウガラが学校に訪れ、
美しい鳴き声が校舎に伝わってきます。

校舎は1階建て、もしくは2階建てとなっており、
どの教室もワークスペースが確保され、ゆったりと学べる環境が確保されています。ニュータウンができたころは1700人が学んだ校舎ですが、今では180名ほどの在籍となりました。
来年には北千里小学校からの仲間を迎え、新しいスタートをきることになっています。

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シンガポールの学校で勤務された経験もお持ちの森校長。アジア近隣諸国の若者は元気がいい、という話から私が議員になった経緯や、
なぜ教育が大切だと考えているのか、吹田の教育の現状など、普段の学校訪問の枠を越えて広く意見交換をさせていただきました。
大変勉強になる懇談でした。

 

 

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先日訪問した高野台小学校に負けず劣らず、古い校舎です。

写真の通り天井が異常に低い箇所もあり、時代を感じさせるつくりでした。

 

 

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かつて、1000人を軽く越していた児童数も今は180人。吹田で最小規模の学校となっています。
広い校舎に少人数の児童ではやはり賑わいを感じにくい。

1学年1クラスしかないので、6年間クラス替えもなく単学級で生活していました。来春から学校規模適正化ということで、
隣の北千里小学校を廃校にし、そこの一部の生徒が通学してくることとなり、単学級は解消されますが、
それでも学校の規模と児童数がマッチしないように感じました。

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地域の方の協力などで、備品を買い揃え、少しでも児童の居心地のいい空間を作ろうと努力をしていらっしゃるのが良く分かりました。

*神谷コメント

青山台地区は吹田市の中でも一番高齢化率の高い地域です。いまのまま放置しておいては、子供の数も増えません。
議会では学校規模適正化に伴い学校建て替えの請願を採択していますが、市としては予算がないので、、ということで、
一向に話に進展がありません。

しかし、今回学校を視察し、校長先生といろいろなお話をさせていただいて、
ただ単に学校を建てかえればよいという問題ではないことが分かりました。これは地域の構造、
ひいては市の街づくり政策を根本から変えていかねばならないことだと思い至りました。

教育を切り口に、1年半市政の様子を見てきましたが、学校は本当にその地域を反映していることが良く分かりました。分かった以上、
できることから動き始めねばなりません。

*スタッフ野口のコメント


インタビューに答えてくださった森校長先生はとても笑顔の多い方で、神谷議員とのお話も濃密なものとなり、
聞いている私にとっても有意義な時間となりました。本来こういう学校訪問の際には、
なかなか学校の改善すべき点などは教えていただけないものなのですが、森校長先生は真っ直ぐ現在ある学校の問題を見つめておられ、
それをどう解決するか、といった具体策までお話していただき、そこには校長先生としてのとても力強く真剣な姿勢が見られました。
こういった教育に対し真剣な先生が、校長としてリーダーシップを取ることで、
おそらく多くの学校が抱えている問題は解決する方向に向かうのではないか、と感じられた学校訪問でした。

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