豊津第二小学校を視察しました。
*校長先生の学校紹介
異学年の人間関係を深め、高学年児童の自覚と責任を高めるため、全校児童を18班の縦割り集団に編成し、
清掃を中心とした仲間づくりの活動をおこなっている。
近隣農家や農業指導者のご協力を得て、学童農園での体験学習として米作りをおこなっている。
子どもたちの見守り活動や「太陽の広場」拡充実施モデル事業をはじめ、土曜日の居場所づくりなど、年間を通じて、子どもたちの安全・
安心につながる地域諸団体の方々から学校教育を支援していただいている。
吹田市独自の3年生35人学級研究指定校として、80名の児童を3学級に編成し、私費負担教職員の配置をいただき、学習成果をあげている。
お2人で丁寧に学校の状況をお話くださった西村校長(右)と安田教頭(左)。
学校訪問初!!懇談の間に校長先生が学んでおられるお茶をたてていただきました。
「けっこうなお手前で」
先生のお人柄も感じられるのが、実際に訪問をする醍醐味です。
お話の中でいろいろなアイデアをいただきました!
廊下の床がはがれ、窓枠は鉄のまま、パッキンは黒ずんでいました。
「吹田の子供たちがかわいそう、、、」テストの公表云々よりこちらの方がかわいそうだと思います。
知恵をひねって考える問題です。
運動会前の慌しい時期にお邪魔したので、子供たちは準備や練習に取り組んでいました!
図書室が綺麗に整備されていたのも印象的です。
グラウンド横には立派なビオトープがありました。写真を見てください。これは童心をくすぐります。
今までの訪問先と比較しても吹田トップレベル!
ビオトープの横には地域の方が協力して作ってくださった山型の滑り台が、、、!児童にも人気の場所との事。魅力的な遊び場です。
学校横の田んぼを借りての稲作体験をしています。手作りかかしに味があります(笑)
*神谷コメント
校長先生との懇談の中で、印象に残っているのは2代前の校長先生から引き継いでいる児童の「縦割り班活動」(あすなろ活動)である。
清掃活動やリクリエーション活動などを縦割り班で行うことで、担任制で学級が基本単位の小学校にあって、教師が担任以外の児童に指導したり、
児童どおしの縦の交流や高学年児童の責任感が芽生えるとの事。過去には市内各所で行われていたが、今は下火との事。
先生は大変だと思うが、有意義な活動であると考えるので、是非今後も継続していただきたい。
また、当校はビオトープや水田での稲作体験など大変充実した環境があり、羨ましく感じた。
一つ残念だったのは、修学旅行で信州に酪農や農業体験に行っていたのに、今後は他校と同じく広島へ行くとの事。
自然体験等は今の子供には重要な学びの場であり、これからの時代の流れにそった取り組みであると考えている。また、
今後復活も検討していただくことをお願いしてきた。
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インターン生 コメント
学校の雰囲気はとても静かで落ち着いていましたが、運動場では運動会の練習で活発に声を出しており、
小学校らしい雰囲気でほほえましく思いました。校長先生と教頭先生のお話を伺いました。始めての経験で少し緊張していましたが、
とても朗らかな校長先生と教頭先生で、お話も聴きやすく、熱心に「自校」ひいては「教育全体」
のことを考えてらっしゃるのだと伝わってきました。一時休憩では抹茶を立てて下さり、
そういった心の余裕も校長という職務には必要なのだと感じました。
おおらかさの中に熱い情熱をもった校長先生のお話が教職を志す自分にとてもいい影響でした。
学校全体の雰囲気はとてもきれいなところもありましたが、老朽化がすすんでいる部分もあり、補修も必要かと感じました。ただ、
ビオトープや花壇など、緑が多くあってそれも学校の穏やかな雰囲気につながっているのかと思いました。(川﨑)
出身が雪の多い地域で学校のつくりが閉鎖的だったため、豊津第二小学校の開放的な校舎をみて素直に驚きました。そして、校長先生、
教頭先生も穏やかな方で、子どもたちを育てる寛大さが感じられました。
先生方が熱心に子どもの家庭環境にまで配慮なさっていたのが印象的でした。また、
子ども達が自然環境や農業にふれる機会が多く設けられており、心を育てる良い試みであると感じました。
お話の休憩にいただいた抹茶がとてもおいしかったです。(青木)