千里新田小学校 (訪問日 平成20年6月25日)
千里新田小学校を視察いたしました。
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校長先生の学校紹介
一人ひとりのよさを伸ばし、思いやりのある子どもの育成、笑顔あふれる学校づくりをめざして取組みを進めています。
その中心となるのが
(1) 今年度努力目標
◎「話す、聞く、伝え合う」力を身につけさせる取組を進め、互いの違いを認め合い、一人ひとりが大切にされる教育活動の推進。
国語科を中心とした授業研究、スピーチ、
読み聞かせ、集会活動
◎基礎基本の徹底
読書タイム(朝の時間)、クラスタイム(漢字・計算)
(2) 学校、家庭そして地域が一体となった教育の推進
学校1日公開、千新小夏祭り、餅つきフェスタ、敬老フェスタ、土曜ワクワク、3年クラブ
「子どもは、家庭で愛され、学校で学び、地域で育つ」と言われる中で、子ども達一人ひとりの心豊かな成長を願って、
それぞれの持つ教育力を出し合い、上記の取組を進めています。
様々なお話をさせていただいた京江校長先生。話が盛り上がり長居してしましました(汗)
「先生が期待される職業だということをもっと前面に出していくべきだ。目に見えない先行投資である。」という意見には全く同感です。
誇りある生徒が育つためには、先生方にも誇りをもって仕事をしていただきたいと思います。
授業風景も見せていただきましたが、児童は大変落ち着いて授業を受けていました。
若い担任の先生のクラスは元気がよく、年配の担任の先生のクラスは行儀がいいのです(笑)どこの学校でもだいたいそうなんです。
先生のカラーって大切です。
児童と校長先生の交流の場に立ち会いましたが、
先生も児童も自然体で日ごろしっかりコミュニケーションが取れている様子を垣間見ました。
吹田自慢の水泳指導。吹田の小学校はどこも大小2つのプールがあり、2学年同時に授業を受けれます。
この練習の成果を6年生の臨海学校で確認するわけです。
学校は清潔感がありました。しかし、廊下などをみると老朽化が進んでいる様子が分かります。
*神谷コメント
先日、橋下知事が視察された千里新田小学校。改革案発表間の大事な時期に吹田市教育委員会が視察先に選んだ学校だけあって、
非常に好感の持てる雰囲気の学校であった。また、私の質問にも淡々と誠実に応えてくださる校長先生の様子を見て、
さすが教育委員会も人を見て視察先を選んだなと感心した。校長先生の対応に誠実であれば、
ドラマにも取り上げられているモンスターペアレントと呼ばれる保護者もなかなか文句はつけにくいだろうと思う。吹田の学校の校長先生には、
是非自信を持って視察をうけたり学校開放する等して学校のよさをアピールしてもらいたい。
さらに、当校も地域の方々との連携が素晴らしい。土曜のわくわくタイムの充実振りや地域と連携した活動の規模を知って驚いた。
夏祭りや餅つきなど、また覗かせていただきたいと思える学校であった。
*秘書ちかこのコメント
千里新田小学校は先日、橋本知事が35人学級を見学しに来られた学校ということで、非常に関心がありました(^_^)
私が小学校のころはまだ40人学級が多かったので、35人学級がどれほど重要なものなのかがイメージしにくいのですが、
今の子供は昔の子供よりも多くの配慮を必要とするとのこと。「さらに少ない30人だとよりきめ細かな指導ができるけれども、
これが20人以下だとかえって子の意欲を削ぐ。」と、校長先生。係活動などはある程度の人数がいるからこそ、
子供が集団をまとめる訓練になるそうです。なるほど、35人はとても絶妙なバランスであることがよくわかりました。
他市より一歩進んだ吹田での35人学級導入をさらにすすめていくべきだと感じました。