北千里小学校 (訪問日 平成20年5月8日)
北千里小学校を視察しました。
*校長先生の学校運営目標
子どもたち一人ひとりが明るく、楽しく思える元気のある学校づくりを目指している。
そのためには、子どもと先生、子ども同士、保護者と先生、地域住民と学校、
先生同士等の連携、協力、信頼が不可欠であり、豊かな温かい人間関係を気付くことが何よりも大切だと思っている。その上に立って、
着実な基礎学力・体力をつけ、他人に対して思いやり、やさしさ、素直さを持ち、更に、
何事にも最後までやり遂げるねばりのある子どもたちを育てなければならないと思っている。
真面目なお話をしていても、最後にオチつけて、場を和ませてくださった竹村校長先生。今までの懇談の中で、
一番笑顔の多かった意見交換でした。
北千里駅から歩いてすぐの好立地ながら、校内には緑が多く驚きました。
校内のいたるところに児童の描いた絵が見受けられ、校舎にぬくもりを感じる学校でした。些細なことかもしれませんが、
子供達は毎日目にするわけですから、大切なことのように思います。
最近購入された新しい机と椅子です。やはり新しい備品が教室にあると、教室が明るく見えます。
吹田全域の校舎や備品を新しく綺麗なものに変えていくことが、私の一つの目標です。しかし、予算がないとのことですので、
その財源を模索中です。
音楽の合唱です。児童の顔が明るかったこと、そして指導されている先生の声に大変張りと元気があったことが印象的です。
先生や児童に元気がないと、心配になります。
当校では、予告なしの突撃参観でしたが、先生方も児童も慌てることなく好意的に迎えてくださりました。
いつでも誰にでも授業を見てもらえる。大切なことです。
暑い中、公務員さんがこつこつとペンキ塗りをされていました。こうした皆さんの協力で、学校施設は維持されています。
*神谷コメント
当校は、統廃合が決まり過渡期にある学校である。ここ数年統廃合問題で、校長先生も大変であったと推察するが、
先生のお人柄でそうした苦労を感じさせないものがあった。教育委員会の人材配置に関心した。
一年間、学校を訪問していて感じることは、学校の雰囲気は地域の特性と校長先生の指導方針に寄るところが大きいということである。
竹村校長は、大変児童に好かれていた。児童の校長先生への対応を見ると、普段の指導の様子が伺える。
児童になめられるのは簡単であるが、厳しさをもって接することは難しく、けじめをつけた上で児童に好かれることはさらに難しいように思う。
校長、教頭と他の先生方との関係もしかりである。児童と校長との間合いを見ながら、学校の様子を感じ取ることができた。
緑も多く、児童も健やかな良い学校であり、保護者の方々が統廃合に反対されたことも良く理解できた。統合が決まった今、
行政ができることは、統合後の学校運営をしっかりサポートし、統合してよかったと思われる学校づくりに厚い予算措置を考えることではないか。
元体育教員の校長先生とは、ほとんど話が合う。私は体育教員ではなかったのだが、、、、。学生時代、
体育会系の部活で鍛えてもらったおかげだろうか。厳しい体育会系のクラブは、人生の中でもかなり辛い経験であったが、
かなり多くのことを学んだ経験でもある。台湾の友人は言っていた「徴兵の期間は、人生の中でもっとも辛く嫌な時期であったが、
自分が最も成長した期間でもあった」と。厳しい体育会系のクラブは、軍隊のようだと非難されることがある。
確かに私自身そう思ったこともある。しかし、そうしたを経験してきた人間には共通の価値観や言語が生まれ、規律や秩序、
団結などの大切さを共有することができるように思う。
体育教員の先生方と気が合うのはそうしたところからくるのかもしれない。
*スタッフ野口のコメント
インターンシップが終わり、久し振りに神谷議員と共に、小学校訪問に行きました。校内では子供たちの笑顔や笑い声が絶えず聞こえ、本当に明るい学校だなぁと、北千里小学校に通う子供たちをとてもうらやましく思えました。
また、校長先生はとても児童たちから慕われていて、「面白くて優しいが、時折厳しい北千里小学校のお父さん」という印象を受けました。
お話の中で校長先生と神谷議員は、時間に制限がなかったらずっと話続けるだろうなと思うくらいに教育に関する意見が合い、聞いている私もとても楽しく、勉強になりました。何より校長先生は、会話の中で上手に笑いをとるから、こんな面白い先生に恵まれた生徒は幸せだろうなと感じました。
学校の先生(それだけに限らず)には、笑いと情熱が一番大切なんだと心から思えた学校訪問でした。