山田第五小学校 (訪問日平成20年4月15日)
山田第五小学校を視察しました。
*校長先生の学校紹介
平成20年度所信
山田中学校ブロック全体の不登校児童・生徒を減らす
差別行為をしない人格の完成を目指す
*小・中学校段階における差別行為
( 「いじめ」をする、 「仲間はずし」をする、
「からかう・笑いもの」にする)
1.
差別行為を心配しなくて良い学級・学年・学習・
生活集団
2.
授業規律の確立
3.
生活指導の徹底
4.
「わかる」授業、「できる」
授業
5.
思考・
判断すること喜びを体得できる授業
I. 学校体制・校務分掌の見直し - 有機的に働く組織
II. 指導力・資質の更なる向上 - 努力目標、学研、研修会
訪問後すぐに、教育に対する熱い思いを語ってくださった土屋校長。
以下のような文章もまとめてくださっていました。私がどこかの校長であったら、おそらく土屋校長のように自分の思いをまとめて、
周囲に伝えたと思います。
教育とは、自立した市民(社会人)として義務と責任を果たし、
それに伴う自由と権利を行使できる人間を育成すること。
1.
父母、祖父母をはじめとするご先祖様の皆様が、
わが子や孫の幸せとより良い生活を願い、営々と築いて下さった結果が現在の暮らしである。そのことを感謝し、自分自身が継承・
発展できるようにする。
2.
自分で出来る事、やらなければならない事は、
他を頼むことなく行う。
3.
自分の得意とする分野で力を発揮し、
社会に貢献する。
そのため、学校では、
1.
質の高い授業
2.
安心して思考・判断・発信できる学級・学年・
学校
3.
保護者・
地域社会との相互信頼
4.
教育は国家百年の計。新潟県長岡市の『米百俵』
の逸話を待つまでも無く最重要な営み。とりわけ小学校教育は、人格完成の基礎・土台作りであり、
教育の根幹を成す責任と使命を有するものである。
当校は開放校舎ではなく、ちゃんと窓があるので廊下も綺麗でした。
今後校舎の改装などを計画するのであれば、やはりこちらが良いと思います。
校長先生が、自信を持って各クラスの授業を案内してくださいました。
それぞれの先生やクラスの特徴などを解説いただきながらの参観で大変有意義でした。
中庭には菜園があり、学年ごとに違う花や野菜を栽培するとの事です。
ちょうど理科の授業で児童が畑を耕していました。また、当校は修学旅行で長野へ行き、農業体験やジャム作りをしているとの事。
まさしく私が提唱する修学旅行のあり方です。
*神谷コメント
校長先生の教育に対する思いや理念を熱く伝えてくださった事が強く印象に残っている。教育は「人」であり、教育者には「熱意」が必要。
熱意なき人には、人がついてこない。そういったことを改めて感じた学校訪問であった。
学校の様子は、ほぼ校長の説明どおりとだ感じた。良いところもできていないところもリーダーがしっかり認識していれば、
改善は難しくない。校長が変わって2年目の本年、変化が楽しみな学校である。
*スタッフ青木のコメント
お天気のいい日に学校訪問ができ、
野外活動では元気に畑を作っている生徒の姿を見ることが出来ました(´∪`●)学年ごとに花壇、または畑があるそうです。今回印象に残ったのは、
土屋校長がお話の中で「何があっても私の責任です」とおっしゃったことです。所信を見せていただいても、
山田第五小学校を子供達のよりよい居場所にしようと、全力で教育に取り組んでおられ、
その熱意がまっすぐ私の胸に伝わってきました。皆が皆お互いを認め合えば、差別意識がなくなる。学校だけではなく、
現社会でもそうあってほしいと考えます。
生徒達は授業では真剣に、
そして積極的に取り組んでいました。この環境でのびのびと個性を伸ばして欲しいと感じる学校訪問でした(・∪・)
知らない人が来て驚かせたせいか、
挨拶をしてもシャイな子供が多いように感じました(笑)